『JJM 女子柔道部物語 6』、小林まこと作画、講談社、2019年。

わたしは小林氏(1958年生まれ)が発表されたマンガをすべて読んでいます。

未完の、

『ガブリン』、講談社(1992年)

に至るまで。

どの作品も圧倒的なおもしろさで、読者に「次作もかならず読む」的な中毒症状を起こさせる力が強く、その結果、わたしのような大ファンが全国に多々いるのではないでしょうか。

さて『JJM 女子柔道部~』、これまた文句なくおもしろいマンガです。

神楽えもという北海道在住の女子高校生が、ずぶの素人ながら柔道を始め、センスがあって活躍しだす、そして徐々にトップへ向かい伸し上がってゆく。

こういうストーリー。

同じ作者の、三五十五という変な名前の男子高校生が主人公だった、

『柔道部物語』、講談社(1987年)

と、ほぼ同様の展開です。

しかし、中身がまったく異なりますので、気になりません。

愛読をつづけます。

っていうか、つぎを読まずにはいられない……。

わたしは以前、どなたかが小林氏のマンガを「中盤以降ぐんぐんおもしろくなってゆく」と評する文章を読んだ記憶があります。

実際そうなのかもしれませんが、『JJM 女子柔道部~』にかぎっては、最初からいきなり「おもしろい」と感じました。

小林氏お得意の精到なエピソードの描き込み、細かなギャグの積み重ね、が冴えわたっている作品です。

絵も丁寧かつ綺麗。

おまけに明るい雰囲気です。

男性であれ女性であれ、ページを開けばすぐさま小林氏の世界に浸ることになるでしょう。

最後に、そっと、つまらないコメントをつけ加えさせていただきます。

本書は舞台が北海道だけに、しかもスポーツがテーマなだけに、さらには登場人物のほとんどが女子であるだけに、わたしはいつか、2018年「流行語大賞」に選ばれた北海道弁「そだねー」が出てくるのでは、と淡く期待しているところです。

金原俊輔