長崎メンタル株式会社のストレスチェック業務につきまして

長崎メンタル株式会社にておこなうストレスチェック業務につきまして、採用・導入しているシステム、また弊社の考え・指針について、ご説明いたします。

ストレスチェックの調査票につきまして

ストレスチェック調査票
ストレスチェック調査票(マークシート)

長崎メンタル株式会社では、「職業性ストレス簡易調査票」(57項目)を利用してのストレスチェック実施をおこないます。

用紙受検版においては、マークシートによる実施をおこない、簡便にご受検いただけるよう努めております。従業員様の、個人用パソコンといった機器がなくともご受検いただくことができます。

ストレスチェック受検案内メール
ストレスチェック受検案内メール

オンライン受検版においては、受検者の方のメールアドレスにお送りする受検案内のメールに、受検用の個別URLを記載してお知らせします(左画像)。受検者の方には、そのURLにアクセスしていただき、回答していただきます(右画像)。個人用のパソコン・タブレット・スマートフォンといった機器と、固有のメールアドレスが必要です。

※受検者様が迷惑メール対策でフィルタリングをおこなっていらっしゃる場合には、受検案内メールが受信できない場合がございます。弊社ストレスチェックシステムからのメールが届くよう、ご設定いただく必要がございます。

それぞれの調査票につきましては、調査票や回答・結果の取り違え等が発生しないよう、事前にお出しいただく受検者様一覧の名簿情報をもとに印字・URL割り当てをおこないます。

オンライン版においては、事業場様からあらかじめお知らせいただいた、従業員の方の個人使用メールアドレスに、直接お知らせをお送りする方式を採用することで、なりすましを防ぎ、メールを受信した方以外は回答できないようにしております。また、回答結果も、同じく受検案内をお送りしたメールアドレスにお送りいたしますので、他の方への誤配信のリスクをなくしております

また、事業場様の状況に応じて、用紙受検版とオンライン受検版の混合受検も承っております。

ストレスチェック調査票の外国語翻訳につきまして

長崎メンタル株式会社では、ストレスチェック調査票(全57項目)を英語台湾語(繁体字)中国語(北京語、簡体字)韓国語フィリピン語ネパール語ベトナム語の7カ国語に外国語翻訳したものを準備いたしております。
これは、ご回答者様に直接ご記入していただくものではなく、この外国語翻訳を見ながら同時にお配りした日本語の調査票に記入していただく形式のものです。

弊社の日本語ストレスチェック調査票は、用紙版とオンライン版とで文字の並びなどがすこし異なります。上記外国語翻訳は、用紙版のほうの体裁に合わせました。
したがいまして、外国語翻訳使用をご希望の事業場様におかれましては、可能な限り用紙版による受検をお願い申し上げます。

弊社は、ストレスチェックのご契約をいただいております事業場様には、追加料金なくこの外国語翻訳をご提供いたしますので、ご希望の場合、事前に必要部数等をお知らせください。

また、外国語翻訳を使用して受検される方のお名前等の情報を、あらかじめ頂いておくといった準備は必要となりますが、これにより受検結果ご返却の際、外国語翻訳を利用して回答されたかたがたに対して、

あなたは高ストレスと判定されたので医師の面接指導をお受けになることをお勧めします。あなたが面接指導をご希望された場合、あなたのストレスチェック回答内容は職場に伝わります。

あるいは、

あなたは高ストレスと判定されませんでした。したがって、本年のストレスチェックはこれをもって終了します。

といった内容の、ごく簡略な外国語文書を添えることもできます。

もし受検結果全体の詳細な英訳をご希望の場合は、1名様につき3000円で承っております。ただし大変恐れ入りますが、結果全体の翻訳につきましては、英語版のみの対応となっております。
このことにつきまして、ご遠慮なく弊社へお問い合わせください。

ストレスチェックの評価基準につきまして

長崎メンタル株式会社がストレスチェック分析に使用するシステムでは、ストレスチェック結果の評価基準に関しまして、「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」で示された方法のうち、「評価基準の例(その2)」の素点換算表による5段階評価(※)を採用しております。
※ストレスの高い方が1点、低いほうが5点と換算します。

本方法は、計算の方法は複雑ですが、質問の数の影響を排除し、尺度ごとの評価が考慮されたストレスの状況を把握できるという利点があり、また結果を受け取る受検者の方にとりましても、結果通知書に記載されるストレスプロフィールとの関連がわかりやすいものとなります。

高ストレス者の判定においては、概ね組織の10%程度の方が該当すると予測される数値が提示されています。弊社では、この高ストレスと判定される方が、概ね10%程度となる数値を判定基準として使用しております。また、この割合は事業場様の状況に応じて6.5%に変更することも可能です。

評価基準の設定 該当する方の割合が概ね10%

  1. 「心身のストレス反応」29項目・6尺度について、素点換算表により5段階評価に換算し、6尺度の合計が12点以下である者
  2. 「仕事のストレス要因」17項目9尺度、および「周囲のサポート」9項目3尺度、計12尺度について、素点換算表により5段階評価に換算し、26点以下であり、かつ「心身のストレス反応」6尺度が17点以下である者

【計算値詳細】
「心身のストレス反応」≦ 12
または
「仕事のストレス要因」+「周囲のサポート」≦ 26 かつ 「心身のストレス反応」≦ 17

※「評価基準の例(その2)」の素点換算表による5段階評価において、事業場様衛生委員会で十分な検討のうえ、お定めになった数値がある場合は、ご相談ください。

ストレスチェックの結果通知につきまして

ストレスチェック個人結果通知書
ストレスチェック個人結果通知書

ストレスチェックの個人結果につきましては、個人結果通知書(A3両面)を作成し、封筒に入れて封をしたものをお渡しいたします。

長崎メンタル株式会社では、用紙受検版・オンライン受検版ともに紙の結果通知書をお出しすることを基本としておりますが、オンライン受検版においては、受検時のメールアドレス宛のお知らせも可能です。

また、個人結果通知書をお届けする際に、現時点では努力義務である集団分析の結果を組織診断御報告書にまとめてお届けいたします。こちらは、弊社ストレスチェックの各コース(基本コース・Aコース・総合コース)いずれにおいても含まれております。

「組織診断御報告書」は、診断の概要や事業場全体のストレス状況のほか、10名以上(※)のグループごとのストレス状況についてのご報告書をまとめたものとなります。
組織全体のストレス状況把握はもちろん、部や課といったグループごとのストレス状況を把握することで、ストレスチェックの目的のひとつである「職場環境の改善」につなげやすい資料となっております。

※集団分析は従業員のかたがたの同意を取らなくとも、事業者様にご提供が可能です。ただし、受検者が10名未満のグループや部署においては、個人が特定されるおそれがあることから、個人の特定につながらない方法でない限り、集計や分析の対象となる従業員の方すべての同意がなければ、事業者様に提供することはできません。
グループ・集団の規模が小さい場合、より大きな集団や単位を用いる等の対応が考えられます。

ストレスチェック 個人の結果の提供に関する考え

ストレスチェックの個人の結果につきましては、ご本人の同意を得ることなく、事業場様は知ることができません。そのため、結果通知の際に「個人の結果を事業場へ提供することに、同意する、または同意しない」ことを確認します。

長崎メンタル株式会社では、「全従業員が会社への通知を不同意されたこととみなし、この個別確認を実施しない」ことをお勧めしております

このお勧めを、事業場の方にご同意を頂いた場合には、従業員の方個々のストレスチェック受検結果は、基本的に会社へ提供されないこととなり、ストレスチェック受験率の向上につながる可能性があります

ストレスチェックの結果の保存につきまして

ストレスチェックの結果は、実施者又は実施事務従事者が5年間保存することが義務づけられています。長崎メンタル株式会社では、この「結果の保存(5年間)」につきましても、特別な料金等を頂くことなく、いずれのストレスチェックのコース(基本コース・Aコース・総合コース)においても承っており、弊社の鍵のかかるキャビネットにて保管させていただきます。

※ただし、従業員の方から同意を得て、事業者様に提供された結果の記録は、事業者様に5年間保存していただく必要がございます。

個人情報保護への取り組み

調査票や結果通知書をお届けする際の封筒は、封入する文書が透けないよう、あらかじめ封筒の内側に加工を施した、プライバシー保護用の封筒を使用しております
また、調査票を弊社へお返しいただく際には、あらかじめ封筒のベロ部分に両面テープを貼付しておりますので、それを使用して封入していただくことによって、用紙の抜け落ちや、ご本人以外に回答が見られてしまうといったことを防ぐことができます。

その他、個人情報の取扱いについてのお尋ねは、弊社までご連絡ください。