2025年12月25日 / 最終更新日時 : 2025年12月25日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本724:『昭和20年8月15日:文化人たちは玉音放送をどう聞いたか』、中川右介 著、NHK出版新書、2025年 昭和20年(1945年)8月15日は、言うまでもなく、わが国が太平洋戦争に敗れた日です。 当日の正午、ラジオで玉音(ぎょくおん)放送が流れました。 玉音放送とは「昭和天皇による『詔書』の(中略)放送(P. 27)」のこと […]
2025年12月23日 / 最終更新日時 : 2025年12月24日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本723:『栞と嘘の季節』、米澤穂信 著、集英社文庫、2025年 北八王子市(架空の街)にある「いちおう市内で1、2を争う進学校(P. 35)」を舞台にしたミステリーです。 わたしは知人から勧められて読みました。 まず、上掲書に対して納得できなかった箇所を書きましょう。 (1)最初の案 […]
2025年12月19日 / 最終更新日時 : 2025年12月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本722:『コナン・ドイル伝:ホームズよりも事件を呼ぶ男』、篠田航一 著、講談社現代新書、2025年 名探偵シャーロック・ホームズの生みの親である小説家アーサー・コナン・ドイル(1859~1930)に関する評伝です。 コナン・ドイルの作品を解説した書籍数は膨大ですし、種々の評伝がコナン・ドイル自身の「ホームズよりも事件を […]
2025年12月17日 / 最終更新日時 : 2025年12月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本721:『メイド・イン・ジャパン:日本文化を世界で売る方法』、佐々木敦 著、集英社新書、2025年 現代日本の「文化的コンテンツ(P. 11)」を包括的に眺め、そういったコンテンツ(創作物)のこれからの発展は期待できるのか、各種コンテンツの海外輸出は(いまのところ成功しているが)今後も成功しつづけるのか、などについて展 […]
2025年12月11日 / 最終更新日時 : 2025年12月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本720:『上野アンダーグラウンド』、本橋信宏 著、新潮文庫、2024年 ノンフィクション作家・本橋氏(1956年生まれ)。 2015年から2016年にかけて、上野および上野近郊をテーマに、突っ込んだ取材をなさいました。 取材結果は単行本にて報告され、そして、その単行本を文庫化したものが上掲書 […]
2025年11月28日 / 最終更新日時 : 2025年11月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本719:『リチャード・ブローティガン』、藤本和子 著、ちくま文庫、2025年 著者の藤本和子氏(1939年生まれ)は、米国作家リチャード・ブローティガン(1935~1984)の詩や小説を数多く和訳なさった翻訳家です。 ブローティガン本人との交友すらおありでした。 上掲書はブローティガンの評伝かつ作 […]
2025年11月19日 / 最終更新日時 : 2025年11月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本718:『「科学的に正しい」の罠』、千葉聡 著、SB新書、2025年 東北大学教授でいらっしゃる千葉氏(1960年生まれ)が執筆なさった本です。 全編を通し科学哲学みたいな論考が記されていました。 まず、いまのインドにおいて疑似科学が教育カリキュラムに取り入れられているという話から始まりま […]
2025年11月13日 / 最終更新日時 : 2025年11月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本717:『読んでばっか』、江國香織 著、筑摩書房、2024年 上掲書は、作家の江國香織氏(1964年生まれ)による書評集です。 当コラム「書評・読書論」で紹介してきた他の書評とは大きく異なり、ほぼ小説のみを題材にしていました。 最近、小説を読んでいないわたしにしてみれば、知らない作 […]
2025年11月11日 / 最終更新日時 : 2025年11月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本716:『昭和の夢は夜ひらく』、五木寛之 著、新潮新書、2025年 昭和世代は、そろそろ退場の季節に入ったのだ。(P. 252) 2025年、93歳になられた五木氏(1932年生まれ)。 氏は昭和時代に絶大な人気を博していらっしゃいました。 多作なかたで、しかし、わたしが読んだことがある […]
2025年11月5日 / 最終更新日時 : 2025年11月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本715:『世界の旅先で、「日本」と出会う』、早坂隆 著、PHP文庫、2025年 わたしは早坂氏(1973年生まれ)の旧著である、 『戦時下のノーサイド:大学ラグビー部員たちの生と死』、早坂隆 著、さくら舎、2022年 「最近読んだ本537」 に、深い感銘を受けました。 そして先般、大型書店の店内を浮 […]
2025年11月4日 / 最終更新日時 : 2025年11月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本714:『出光佐三:人生と仕事の心得』、別冊宝島編集部 編、宝島社新書、2025年 上掲書は、出光興産の創業者である出光佐三(いでみつ・さぞう、1885~1981)の、人柄および業績を記した評伝です。 佐三はすごい人物でした。 彼が約95年の生涯で成し遂げたことは多々あり、その一例は、 全国の給油所数3 […]
2025年10月29日 / 最終更新日時 : 2025年10月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本713:『宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024 in 本よみうり堂』、宮部みゆき 著、中公新書ラクレ、2025年 かつて宮部氏(1960年生まれ)が上梓なさった、 『宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019』、宮部みゆき 著、中公新書ラクレ、2023年 「最近読んだ本619」 同作が非常におもしろかったので、 […]