2024年9月6日 / 最終更新日時 : 2024年9月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本665:『2028年 街から書店が消える日』、小島俊一 著、プレジデント社、2024年 読書愛好家たちは、書籍類が売れなくなっている昨今、地元の本屋さんがすべて姿を消してしまうのではないかという不安を抱えています。 わたしもそのひとり。 とはいえ、わずか4年後に不安が現実化する可能性は予想していませんでした […]
2024年9月2日 / 最終更新日時 : 2024年9月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本664:『頼清徳:世界の命運を握る台湾新総統』、周玉蔲 著、産経新聞出版、2024年 頼清徳氏(らい・せいとく、1959年生まれ)は、2024年5月、台湾の第8代(第16期)総統に就任された人物です。 もともと内科の医師でいらっしゃり、政界に転身なさってからは台南市長や台湾行政院長(首相に相当)、さらに台 […]
2024年8月22日 / 最終更新日時 : 2024年8月22日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本663:『国家の危機』、ボブ・ウッドワード、ロバート・コスタ 共著、日経ビジネス人文庫、2024年 著者のおひとり、ウッドワード氏(1943年生まれ)。 ボブ・ウッドワード 著『FEAR 恐怖の男:トランプ政権の真実』、日本経済新聞出版社(2018年)「最近読んだ本220」 ボブ・ウッドワード 著『RAGE 怒り』、日 […]
2024年8月16日 / 最終更新日時 : 2024年8月16日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本662:『奏鳴曲 北里と鷗外』、海堂尊 著、文春文庫、2024年 北里柴三郎(1853~1931)と森鷗外(1862~1922)、ふたりの医学者を主人公に据えた歴史小説です。 著者の海堂氏(1961年生まれ)はご自作に関し、鷗外の言葉を援用しながら、 本作は衛生学や医療に関し「歴史其儘 […]
2024年8月7日 / 最終更新日時 : 2024年8月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本661:『天才たちのインテリジェンス』、佐藤優 著、ポプラ新書、2024年 作家および評論家として活躍されている佐藤氏(1960年生まれ)が現代の「天才たち」10名をゲストに迎え、語り合った対談集です。 登場人物を職業別で見ると、最多だったのは学界に身を置くかたがた、ほかに、漫画家・小説家・臨床 […]
2024年8月2日 / 最終更新日時 : 2024年8月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本660:『明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか』、福嶋聡 著、dZERO、2024年 京都大学文学部をご卒業後、ジュンク堂書店に入社された福嶋氏(1959年生まれ)。 お仕事を通し、いわゆる「ヘイト本」の氾濫に遭遇なさいました。 ヘイト本とは主に「『嫌中嫌韓』本(P. 37)」を指します。 今の社会にはい […]
2024年7月30日 / 最終更新日時 : 2024年7月30日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本659:『宋美齢秘録:「ドラゴン・レディ」蔣介石夫人の栄光と挫折』、譚璐美 著、小学館新書、2024年 宋美齢(そう・びれい、中国上海市生まれ、1898~2003)に焦点を合わせた書籍を読むのは今回が初めてです。 とはいえ、台湾や中国の歴史を語る本の中にしばしば彼女が登場してきたため、宋美齢がどんな人なのか、わたしは少しだ […]
2024年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年7月17日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本658:『審判はつらいよ』、鵜飼克郎 著、小学館新書、2024年 ユニークな切り口の作品です。 本書の各章はサッカー、プロ野球、アマチュア野球、柔道、ボクシング、飛び込み(水泳)、ゴルフ、大相撲の審判員のインタビューで構成されている。(P. 4) 彼ら・彼女らは「競技への熱い思い、審判 […]
2024年7月12日 / 最終更新日時 : 2024年7月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本657:『キリンを作った男:マーケティングの天才・前田仁の生涯』、永井隆 著、新潮文庫、2024年 前田仁(1950~2020)は、山梨県生まれ、大阪府育ち、1973年に関西学院大学を卒業しました。 その年、キリンビールに入社し、爾来、同社で活躍。 人口に膾炙(かいしゃ)する業績は、ビール「一番搾(しぼ)り」、発泡酒「 […]
2024年7月11日 / 最終更新日時 : 2024年7月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本656:『イランの地下世界』、若宮總 著、角川新書、2024年 10代でイランに魅せられ、20代以降より同国に出入りしている著者。 諸般の事情で「若宮總」のペンネームを用いて本書を上梓されました。 「1970年代に日本の某県で生まれた(P. 282)」由です。 わたしは、 ナルゲス・ […]
2024年7月10日 / 最終更新日時 : 2024年7月10日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本655:『教養としての文明論:「もう西洋化しない」世界を見通す』、呉座勇一、與那覇潤 共著、ビジネス社、2024年 呉座氏(1980年生まれ)と與那覇氏(1979年生まれ)。 どちらも東京大学を卒業され、2024年現在ご活躍中の論客です。 上掲書は、おふたりが文明論の古典5冊を題材にしつつ「『いま』を語る(P. 7)」ことを企図した、 […]
2024年6月21日 / 最終更新日時 : 2024年6月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本654:『エビデンスを嫌う人たち:科学否定論者は何を考え、どう説得できるのか?』、リー・マッキンタイア 著、国書刊行会、2024年 タイトル内の英語「エビデンス」は証拠・根拠という意味で、上掲書においては「科学界の確固としたコンセンサス(P. 290)」「科学的事実(P. 356)」「科学で広く支持されている事実や証拠、合意(P. 361)」を指す言 […]