2025年8月19日 / 最終更新日時 : 2025年8月19日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本701:『戦国武家の死生観:なぜ切腹するのか』、フレデリック・クレインス 著、幻冬舎新書、2025年 現代日本において、 軍記物や武将伝、歌舞伎などをはじめとして、格段に豊富な資料が残されている江戸時代に作り上げられた戦国時代のイメージが浸透している(後略)。 つまり、現代から戦国時代を振り返るとき、その視界には江戸時代 […]
2025年7月24日 / 最終更新日時 : 2025年7月24日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本698:『江藤淳と加藤典洋:戦後史を歩きなおす』、與那覇潤 著、文藝春秋、2025年 與那覇氏(1979年生まれ)が、本邦の第二次世界大戦敗戦や戦後について熟考した江藤淳(1932~1999)と加藤典洋(1948~2019)を中心に据えつつ、近現代の日本社会の展望をおこなった、歴史評論です。 わたしは同氏 […]
2025年7月1日 / 最終更新日時 : 2025年7月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本692:『天路の旅人 上・下』、沢木耕太郎 著、新潮文庫、2025年 西川一三(にしかわ・かずみ、1918~2008)という男性がいました。 第二次世界大戦中、日本の諜報員として中国奥地へ潜入し、情報を収集した人物です。 彼は、1946年(昭和21年)の春ごろに我が国の敗北を知ったのですが […]
2025年4月1日 / 最終更新日時 : 2025年4月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本679:『危険だからこそ知っておくべき カルトマーケティング』、雨宮純 著、ぱる出版、2024年 タイトル内に含まれる言葉「カルト」とは、カリスマ的な指導者の言動を狂信する集団のことです。 上掲書を執筆なさったのは「悪徳商法や陰謀論、カルト宗教などに関する著述を行うライターとして活動している(P. 10)」雨宮氏。 […]
2023年7月13日 / 最終更新日時 : 2023年7月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本591:『亜宗教:オカルト、スピリチュアル、疑似科学から陰謀論まで』、中村圭志 著、インターナショナル新書、2023年 上掲書のサブタイトルを目にしたとき、わたしは「一冊でこれほど幅広い話題を網羅するのは無理だろう」と感じました。 ところが、読んでみれば、きっちり網羅しているではないですか! しかも「この箇所で心理学のあの知見を書き込んだ […]
2018年6月28日 / 最終更新日時 : 2023年7月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本171 『消された信仰:「最後のかくれキリシタン」-長崎・生月島の人々』、広野真嗣著、小学館、2018年。 キリスト教を信仰することが禁じられていた江戸時代、ひそかにキリスト教徒でありつづけた集団を「潜伏キリシタン」と呼びます。 […]