2025年10月14日 / 最終更新日時 : 2025年10月14日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本709:『SUMOOOO!!:流れ流れてハリウッド』、雨宮圭吾 著、文藝春秋、2025年 上掲書の主人公・田代良徳氏(1976年生まれ)は「身長188センチ、体重は(中略)180キロ近く(P. 9)」ある巨漢です。 明治大学ご卒業後に角界入りし、東桜山勝徳という四股名で栄進をめざされました。 しかし、最高位は […]
2025年9月19日 / 最終更新日時 : 2025年9月19日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本707:『アメリカのプロレスラーはなぜ講道館柔道に戦いを挑んだのか:大正十年「サンテル事件」を読み解く』、藪耕太郎 著、集英社新書、2025年 上掲書は、 『柔術狂時代:20世紀初頭アメリカにおける柔術ブームとその周辺』、藪耕太郎 著、朝日選書、2021年 「最近読んだ本486」 を執筆された藪氏(1979年生まれ)が、新たにお書きになった「異種格闘技戦の歴史( […]
2025年9月10日 / 最終更新日時 : 2025年9月10日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本705:『昭和ノンフィクション名作選』、石戸諭 著、インターナショナル新書、2025年 著者の石戸氏(1984年生まれ)が、昭和時代に出版された各種ノンフィクション中「なお新しい刺激を受ける(P. 6)」11冊を選び、紹介および読解をおこなった書評集です。 本年(2025年)は「昭和100年、戦後80年(P […]
2025年7月8日 / 最終更新日時 : 2025年7月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本694:『不適切な昭和』、葛城明彦 著、中公新書ラクレ、2025年 メディア等において、昭和は一般に「暮らしが日々豊かになっていて、人間同士の温かなふれあいがあり、希望に満ち溢れていた時代」などと語られていたりする。 だが、それはあくまでも美化されたイメージであって、実態としては至る場面 […]
2025年7月2日 / 最終更新日時 : 2025年7月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本693:『文化系のための野球入門:「野球部はクソ」を解剖する』、中野慧 著、光文社新書、2025年 まず、副題に含まれている穏やかでない表現について説明すると、 タレントのマツコ・デラックスによる「野球部は十中八九クソ野郎」説(後略)。(P. 22) これがきっかけのようです。 上掲書に載っていたマツコ氏のご発言をよく […]
2025年5月8日 / 最終更新日時 : 2025年5月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本689:『三島由紀夫の日蝕 完全版』、石原慎太郎 著、実業之日本社、2025年 三島由紀夫(1925~1970)を俎上(そじょう)にのぼした人物論そして彼の対談録です。 三島と親しかった石原慎太郎(1932~2022)の手に成る一冊でした。 人物論は論旨が明確であり、仮借(かしゃく)ない批判も含まれ […]
2025年5月1日 / 最終更新日時 : 2025年5月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本687:『目白雑録:日々のあれこれ』Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、金井美恵子 著、中公文庫、2025年 とてもおもしろかったので、一気呵成に3冊読みました。 群馬県高崎市ご出身、現在は東京都豊島区目白にお住まいの作家・金井氏(1947年生まれ)によるエッセイ集です。 しばしば体調不良に陥ってしまうためご自身の老化に向き合わ […]
2025年2月6日 / 最終更新日時 : 2025年2月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本677:『SHO-TIME 3.0: 大谷翔平 新天地でつかんだワールドシリーズ初制覇』、ビル・プランケット 著、徳間書店、2024年 上掲書の前作として(異なる著者が書いた)『SHO-TIME』『SHO-TIME 2.0』があるのですが、わたしの場合それら2冊は未読です。 『SHO-TIME 3.0』書は、大谷翔平選手(1994年生まれ)が、米国メジャ […]
2024年12月27日 / 最終更新日時 : 2024年12月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本674:『力道山未亡人』、細田昌志 著、小学館、2024年 プロレスラーであり実業家でもあった力道山(1924~1963)、日本航空のスチュワーデスとして働いていた田中敬子氏(1941年生まれ)。 ふたりは1963年6月に結婚しました。 ご結婚のとき田中氏は21歳。 しかし、半年 […]
2024年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年7月17日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本658:『審判はつらいよ』、鵜飼克郎 著、小学館新書、2024年 ユニークな切り口の作品です。 本書の各章はサッカー、プロ野球、アマチュア野球、柔道、ボクシング、飛び込み(水泳)、ゴルフ、大相撲の審判員のインタビューで構成されている。(P. 4) 彼ら・彼女らは「競技への熱い思い、審判 […]
2024年2月13日 / 最終更新日時 : 2024年2月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本632:『怪物に出会った日:井上尚弥と闘うということ』、森合正範 著、講談社、2023年 プロボクサーの井上尚弥選手(1993年生まれ)。 2024年2月現在までに、世界ライトフライ級王者、世界スーパーフライ級王者、世界バンタム級4団体統一王者、世界スーパーバンタム級4団体統一王者、となられました。 「モンス […]
2023年10月11日 / 最終更新日時 : 2023年10月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本609:『2000年の桜庭和志』、柳澤健 著、文春文庫、2023年 プロレスラーで、総合格闘家としての実績も有されている、桜庭和志氏(1969年生まれ)。 上掲書は彼の闘いの半生をつぶさに語ったスポーツ・ノンフィクションです。 2017年に彼が米国の総合格闘技団体UFCより「殿堂入り表彰 […]