2025年4月18日 / 最終更新日時 : 2025年4月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本686:『甘粕大尉』、角田房子 著、朝日文庫、2025年 わたしが過去に読んだ、甘粕正彦(1891~1945)を主人公に置くノンフィクションは、 『甘粕正彦 乱心の曠野』、佐野眞一 著、新潮社、2008年 この一冊だけです。 ただし、 『満映秘史:栄華、崩壊、中国映画草創』、石 […]
2025年4月11日 / 最終更新日時 : 2025年4月26日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本685:『田中角栄の昭和』、保阪正康 著、朝日文庫、2025年 第64代および第65代の内閣総理大臣・田中角栄(1918~1993)に関する評伝です。 生年と没年を元号で記せば、大正7年に誕生、平成5年死去、こうなります。 彼の主たる活動期はタイトルどおり「昭和」でした。 田中が臨時 […]
2025年4月10日 / 最終更新日時 : 2025年4月10日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本684:『三流シェフ』、三國清三 著、幻冬舎文庫、2025年 上掲書の「解説」によれば、本タイトルは未(いま)だ「志の途中であるという思いを込めた(P. 246)」意味合いらしいのですが、いずれにせよ「三流シェフ」どころか一流のシェフでいらっしゃる三國氏(1954年生まれ)。 同氏 […]
2025年4月9日 / 最終更新日時 : 2025年4月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本683:『工藤會事件』、村山治 著、新潮文庫、2025年 福岡県北九州市に本拠を置く「暴力団工藤會(くどうかい)(P. 3)」。 工藤會の凶暴性は全国のヤクザの中でも突出していた。(P. 50) なぜかといえば、 山口組、稲川会、住吉会などの指定暴力団は、暴力団同士の抗争で殺し […]
2025年4月4日 / 最終更新日時 : 2025年4月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本682:『遠い「山びこ」:無着成恭と教え子たちの40年』、佐野眞一 著、中公文庫、2025年 『山びこ学校』、無着成恭 編、角川文庫、1969年 『山びこ学校』は、無着成恭(むちゃく・せいきょう、1927~2023)が担任として指導した山形県南村山郡山元村「山元中学校男子22名、女子21名、計43名(佐野 書、P […]
2025年4月3日 / 最終更新日時 : 2025年4月3日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本681:『ゲーテはすべてを言った』、鈴木結生 著、朝日新聞出版、2025年 第172回(2024年)の芥川賞受賞作です。 「ゲーテはすべてを言った」という言い回しから出発して、登場人物たちが何かを調べたり、どこかへ行ったり、何かを仕でかしたりする小説でした。 青年時代の読書の途次、わたし自身「ゲ […]
2025年4月2日 / 最終更新日時 : 2025年4月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本680:『キャラヴァンは進む:銀河を渡る Ⅰ』、沢木耕太郎 著、新潮文庫、2025年 紀行やスポーツ・ノンフィクションさらには評伝で有名な沢木耕太郎氏(1947年生まれ)による短編集です。 本書では、沢木氏の他のほとんどのご著書と同じく、対象への客観的まなざしと執筆するご自身の主観的な追懐とが絶妙に交錯。 […]
2025年4月1日 / 最終更新日時 : 2025年4月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本679:『危険だからこそ知っておくべき カルトマーケティング』、雨宮純 著、ぱる出版、2024年 タイトル内に含まれる言葉「カルト」とは、カリスマ的な指導者の言動を狂信する集団のことです。 上掲書を執筆なさったのは「悪徳商法や陰謀論、カルト宗教などに関する著述を行うライターとして活動している(P. 10)」雨宮氏。 […]
2025年2月7日 / 最終更新日時 : 2025年2月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本678:『宮内官僚 森鷗外:「昭和」改元 影の立役者』、野口武則 著、角川新書、2025年 上掲書ではふたつの主題が論じられました。 ひとつは、陸軍を退役後に宮内省高官となった森鷗外(1862~1922)が、皇室史の編さんや元号制度の整備に携わった件。 もうひとつは、鷗外の有名な遺言の件です。 最初に、ひとつめ […]
2025年2月6日 / 最終更新日時 : 2025年2月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本677:『SHO-TIME 3.0: 大谷翔平 新天地でつかんだワールドシリーズ初制覇』、ビル・プランケット 著、徳間書店、2024年 上掲書の前作として(異なる著者が書いた)『SHO-TIME』『SHO-TIME 2.0』があるのですが、わたしの場合それら2冊は未読です。 『SHO-TIME 3.0』書は、大谷翔平選手(1994年生まれ)が、米国メジャ […]
2025年1月31日 / 最終更新日時 : 2025年1月31日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本676:『ブラック企業戦記:トンデモ経営者・上司との争い方と解決法』、ブラック企業被害対策弁護団 著、角川新書、2024年 たいへん役に立つ本でした。 弁護士たちで構成される「ブラック企業被害対策弁護団」略して「ブラ弁(P. 3)」が、日本社会には部下に対してここまでひどい言動を示す連中がいる、産業現場でかくも悲惨なハラスメントを受けているか […]
2025年1月9日 / 最終更新日時 : 2025年1月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本675:『漫画のカリスマ:白土三平、つげ義春、吾妻ひでお、諸星大二郎』、長山靖生 著、光文社新書、2024年 上掲書は「『漫画のカリスマ』ともいうべき表現者たち(P. 4)」を対象とした評伝です。 わたしの場合、副題に名前が入っている4名のうち、白土三平(1932~2021)・つげ義春(1937年生まれ)を愛読し、いっぽう、残り […]