2024年12月27日 / 最終更新日時 : 2024年12月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本674:『力道山未亡人』、細田昌志 著、小学館、2024年 プロレスラーであり実業家でもあった力道山(1924~1963)、日本航空のスチュワーデスとして働いていた田中敬子氏(1941年生まれ)。 ふたりは1963年6月に結婚しました。 ご結婚のとき田中氏は21歳。 しかし、半年 […]
2024年12月18日 / 最終更新日時 : 2024年12月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本673:『笑いで歴史学を変える方法:歴史初心者からアカデミアまで』、池田さなえ 著、星海社新書、2024年 上掲書が述べている主張の、当該主張にいたるまでの経緯が、わたしにはよく分りませんでした。 「歴史学」とは大学で研究され、学会や学術誌上で発表され、議論が戦わされる「学問」である。(中略)学問であるからには、物語としての面 […]
2024年12月12日 / 最終更新日時 : 2024年12月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本672:『新東京アウトサイダーズ』、ロバート・ホワイティング 著、角川新書、2024年 上掲書は、 ロバート・ホワイティング 著『東京アンダーワールド』、角川新書(2024年)「最近読んだ本646」 の続編です。 完全な続編とは言えないかもしれませんが、ほぼ続編。 前著が二コラ・ザペッティ(1921?~19 […]
2024年12月11日 / 最終更新日時 : 2024年12月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本671:『その医療情報は本当か』、田近亜蘭 著、集英社新書、2024年 わたしは上掲書みたいな医療や健康に関する読物をある程度定期的に読むよう心がけています。 なぜかというと、インターネットの普及にともない、われわれは以前よりも医療・健康情報に接しやすくなっており、ただし、情報には怪しげなも […]
2024年12月6日 / 最終更新日時 : 2024年12月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本670:『潜入取材、全手法:調査、記録、ファクトチェック、執筆に訴訟対策まで』、横田増生 著、角川新書、2024年 かくも中身が表題・副題どおりだった書物はめずらしいです。 どこかの企業なり組織なりに潜入する方法、潜入中の記録の仕方、ファクトチェック(裏づけの取りかた)、書きあげた作品の売り込みかた、裁判への心がまえ……。 潜入取材を […]
2024年11月29日 / 最終更新日時 : 2024年11月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本669:『老いを読む 老いを書く』、酒井順子 著、講談社現代新書、2024年 酒井氏(1966年生まれ)が「文献レビュー」または「文献研究」と呼ばれる学術的手法を用いて本をお書きになった刻苦勉励を、わたしは、 酒井順子 著『百年の女:「婦人公論」が見た大正、昭和、平成』、中公文庫(2023年) の […]
2024年11月13日 / 最終更新日時 : 2024年11月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本668:『ヒット映画の裏に職人あり!』、春日太一 著、小学館新書、2024年 本書は、現在の日本映画を支えるスタッフたち、12名のインタビュー集だ。(P. 3) 著者(1977年生まれ)が「はじめに」でお書きになっていた上記文章どおりの内容でした。 各インタビューで紡(つむ)ぎだされてくる、全編に […]
2024年11月6日 / 最終更新日時 : 2024年11月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本667:『ルポ フィリピンの民主主義:ピープルパワー革命からの40年』、柴田直治 著、岩波新書、2024年 フィリピン史を手みじかに語ったのち、近代以降における同国の政治状況を紹介したルポルタージュです。 前大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏(1945年生まれ)の政策および為人(人となり)に、とりわけ重点が置かれました。 麻薬撲滅や […]
2024年10月17日 / 最終更新日時 : 2024年10月19日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本666:『基礎研究者:真理を探究する生き方』、大隅良典、永田和宏 共著、角川新書、2024年 心理学に「ハロー効果(後光効果)」という言葉があります。 ある人物に対する印象が、その人が有しているとある特徴に、多大な影響を受けてしまう現象を指します。 たとえば、よく知らない青年のことを「彼はきっと(スポーツマンらし […]
2024年9月6日 / 最終更新日時 : 2024年9月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本665:『2028年 街から書店が消える日』、小島俊一 著、プレジデント社、2024年 読書愛好家たちは、書籍類が売れなくなっている昨今、地元の本屋さんがすべて姿を消してしまうのではないかという不安を抱えています。 わたしもそのひとり。 とはいえ、わずか4年後に不安が現実化する可能性は予想していませんでした […]
2024年9月2日 / 最終更新日時 : 2024年9月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本664:『頼清徳:世界の命運を握る台湾新総統』、周玉蔲 著、産経新聞出版、2024年 頼清徳氏(らい・せいとく、1959年生まれ)は、2024年5月、台湾の第8代(第16期)総統に就任された人物です。 もともと内科の医師でいらっしゃり、政界に転身なさってからは台南市長や台湾行政院長(首相に相当)、さらに台 […]
2024年8月22日 / 最終更新日時 : 2024年8月22日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本663:『国家の危機』、ボブ・ウッドワード、ロバート・コスタ 共著、日経ビジネス人文庫、2024年 著者のおひとり、ウッドワード氏(1943年生まれ)。 ボブ・ウッドワード 著『FEAR 恐怖の男:トランプ政権の真実』、日本経済新聞出版社(2018年)「最近読んだ本220」 ボブ・ウッドワード 著『RAGE 怒り』、日 […]