2024年4月9日 / 最終更新日時 : 2024年4月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本644:『創作者の体感世界:南方熊楠から米津玄師まで』、横道誠 著、光文社新書、2024年 京都府立大学准教授の横道氏(1979年生まれ)は、文学・当事者研究がご専門です。 京都大学で文学博士の学位を取得されました。 ご自身が「発達障害者(pp.4)」であることから「筆者が内側から体験した世界の表明(pp.33 […]
2024年4月3日 / 最終更新日時 : 2024年4月3日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本643:『バカ老人たちよ!』、勢古浩爾 著、夕日新書、2024年 わたしはこれまで勢古氏(1947年生まれ)のご著書をかなり読んできました。 「最近読んだ本74」 「最近読んだ本277」 率直なご意見に溜飲が下がる場合が多く、また、社会認識が深まる話題も豊富だったからです。 インテリっ […]
2024年3月29日 / 最終更新日時 : 2024年3月30日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本642:『裏切り者の中国史』、井波律子 著、講談社学術文庫、2024年 中国史がご専門だった歴史学者・井波氏(1944~2020)による「2500年におよぶ中国の歴史をたどった(pp.3)」作品です。 タイトルで提示されている「裏切り者」とは、 私怨に憑かれた伍子胥と、抜け目がないこと、この […]
2024年3月26日 / 最終更新日時 : 2024年3月26日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本641:『夏目家のそれから』、半藤末利子 著、PHP、2024年 半藤氏(1935年生まれ)は、夏目漱石(1867~1916)のお孫さんです。 お孫さんとはいっても、漱石没後にお生まれになったため、文豪と直に接したご経験をおもちではありません。 上掲書は、半藤氏が親ごさんや親戚のかたが […]
2024年3月19日 / 最終更新日時 : 2024年3月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本640:『ローマ帝国の誕生』、宮嵜麻子 著、講談社現代新書、2024年 テレビや映画などで古代ローマを取り扱う作品では、しばしば立派な鎧兜に身を固め、規律正しく前進する軍勢が現れる。(中略) あるいは、目を見張るような豪華な都市ローマのありさまと、奢侈(しゃし)に耽り、堕落に溺れるローマ人の […]
2024年3月14日 / 最終更新日時 : 2024年3月14日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本639:『世界のロシア人ジョーク集』、早坂隆 著、中公新書ラクレ、2024年 ロシアの政治家や軍人や庶民たち、ロシアの歴史、ロシア文化、などに関するジョークを集めた一冊です。 わたしはむかし、 ラビ・M・トケイヤー 著『ユダヤジョーク集』、実業之日本社(1983年) をひもとき、とても楽しめたので […]
2024年3月11日 / 最終更新日時 : 2024年3月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本638:『新・幕末史:グローバル・ヒストリーで読み解く列強 vs. 日本』、NHKスペシャル取材班 著、幻冬舎新書、2024年 上掲書は、江戸時代末期の情勢を、そのころの国際政治との関連や世界史とのつながりの中で展望しようとした歴史ノンフィクションで、 本書のきっかけとなった特集番組「NHKスペシャル 新・幕末史」は、2022年10月に放送された […]
2024年3月5日 / 最終更新日時 : 2024年3月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本637:『古本大全』、岡崎武志 著、ちくま文庫、2024年 岡崎氏(1957年生まれ)における古本への沸騰するほど熱い思いは、 岡崎武志 著『古本道入門:買うたのしみ、売るよろこび』、中公文庫(2017年)「最近読んだ本50」 で、知りました。 わたし自身、古本屋さんに入る瞬間は […]
2024年2月27日 / 最終更新日時 : 2024年2月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本636:『あっぱれ! 日本の新発明:世界を変えるイノベーション』、ブルーバックス探検隊 著、ブルーバックス、2024年 若かったころ講談社のブルーバックス・シリーズには大変お世話になりました。 現在、わが手元に残っている最も古いブルーバックス書は、 関寛治、犬田充、吉村融 著『行動科学入門:社会科学の新しい核心』、ブルーバックス(1970 […]
2024年2月20日 / 最終更新日時 : 2024年3月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本635:『暴力とポピュリズムのアメリカ史:ミリシアがもたらす分断』、中野博文 著、岩波新書、2024年 副題にある「ミリシア」とは、 日本語では、しばしば民兵と訳される。(中略) アメリカにおいてミリシアは、政府が設置した軍の部隊である。(中略)現在のミリシアは州軍として整備されるようになってから、150年以上が経過してい […]
2024年2月16日 / 最終更新日時 : 2024年3月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本634:『心の病気はどう治す?』、佐藤光展 著、講談社現代新書、2024年 上掲書は、 精神医療界のオールスターチームによるメンタルヘルス向上のためのガイドブックです。回復に役立つ知識から社会的課題を解消するヒントまで、ありったけの情報を盛り込みました。(pp.3) 読んでみると、引用文どおりの […]
2024年2月14日 / 最終更新日時 : 2024年2月14日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本633:『大学教授こそこそ日記』、多井学 著、三五館シンシャ、2023年 多井氏(仮名、1961年生まれ)は、とある大学の教授です。 そして上掲書は、「大学業界の裏表(pp.5)」や「リアルな大学教授の実態(pp.5)」を「赤裸々に描いてみた(pp.5)」、内幕暴露ものでした。 過去に、複数の […]