2023年3月30日 / 最終更新日時 : 2023年3月31日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本569:『「外圧」の日本史:白村江の戦い・蒙古襲来・黒船から現代まで』、本郷和人、簑原俊洋 共著、朝日新書、2023年 日本が経験したいろいろな戦争について2名の学者が語り合った対談書です。 第1章「遣隋使・遣唐使:聖徳太子と朝貢外交」から最終の第14章「降伏と占領期:戦後日本の原型の成立」までを通読すれば、わが国の歴史がおおむね頭に入る […]
2023年3月28日 / 最終更新日時 : 2023年3月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだマンガ26:『決定版 ゲゲゲの鬼太郎 1:妖怪大戦争・大海獣』、水木しげる 作画、中公文庫、2023年 上掲書は、水木しげる(1922~2015)の鬼太郎譚を集めた、アンソロジーです。 計13作が入っていました。 うち、すべての作品のタイトルで「墓場の鬼太郎」が用いられており、のちに知られるようになった「ゲゲゲの鬼太郎」の […]
2023年3月24日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本568:『人口で語る世界史』、ポール・モーランド 著、文春文庫、2023年 著者モーランド氏(生年不明)は英国のロンドン大学で教鞭をとっていらっしゃる人口学者です。 専門知識を駆使し、上掲書において、人口がどれほど国の政治・経済・戦力に影響をおよぼすか、人口がどれほど世界史に影響をおよぼすか、を […]
2023年3月7日 / 最終更新日時 : 2023年3月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本567:『知の巨人が選んだ世界の名著200』、佐藤優 著、宝島社新書、2023年 わたしは佐藤氏(1960年生まれ)を「知の巨人」のひとりと見なすことにやぶさかではありません。 かねてより同氏における読書量の膨大さと読了した本の内容を自在に取りだし活用なさる頭の良さに舌を巻いているからです。 上掲書は […]
2023年3月7日 / 最終更新日時 : 2023年3月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本566:『日露戦争の時代:日本文化の転換点』、鈴木貞美 著、平凡社新書、2023年 「碩学の集大成なのだろう」「渾身の史論に違いない」……、わたしは大きな期待で本書をひらきました。 そして激しく落胆。 鈴木氏(1947年生まれ)の並外れた博識ぶりは窺えるものの、おもちの知識を要領よくまとめていらっしゃら […]
2023年3月6日 / 最終更新日時 : 2023年3月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本565:『スマホはどこまで脳を壊すか』、榊浩平 著、朝日新書、2023年 気鋭の脳科学者でいらっしゃる榊氏(1989年生まれ)が、さまざまなデータを交えつつ、スマホそしてインターネットやゲームの害悪を論じられました。 スマホだのネットだのゲームだのはよろしくないだろうというのは多くの人々が何と […]
2023年2月14日 / 最終更新日時 : 2023年2月14日 Shunsuke_Kanahara コラム メンタルヘルス情報15:新型うつ病 新型うつ病とは、うつ病の症状を示すけれども、それは主に職場においてであり、自宅などの職場外では症状があまりあらわれない、状態のことです。 特徴として、 夕方以降の不調が顕著 他責的、つまり周囲の人々を責める傾向がある 過 […]
2023年2月13日 / 最終更新日時 : 2023年2月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本564:『左京・遼太郎・安二郎:見果てぬ日本』、片山杜秀 著、新潮文庫、2023年 小松左京(1931~2011) 司馬遼太郎(1923~1996) 小津安二郎(1903~1963) 小松はSF小説家、司馬は歴史小説家、そして小津は映画監督です。 慶應義塾大学教授の片山氏(1963年生まれ)が、小松・司 […]
2023年2月9日 / 最終更新日時 : 2023年8月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本563:『テロルの原点:安田善次郎暗殺事件』、中島岳志 著、新潮文庫、2023年 わたしは、いつか、明治時代および大正時代の実業家・安田善次郎(1838~1921)に関する知識を得たいと思っていたのですが、機会をつくれないまま、安田を語った評伝に目をとおすより先に、彼を暗殺した人物の話を読む次第となり […]
2023年2月8日 / 最終更新日時 : 2023年2月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本562:『ずばり池波正太郎』、里中哲彦 著、文春文庫、2023年 「よくまあ、こんな良い本に出会えたもんだ!」と満悦することが、読書の喜びの一部をなしています。 わたしにとっての『ずばり池波正太郎』は、まさしくその種の感慨を催される読物でした。 池波正太郎(1923~1990)。 昭和 […]
2023年2月1日 / 最終更新日時 : 2023年2月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本561:『太陽の男 石原慎太郎伝』、猪瀬直樹 著、中央公論新社、2023年 過去、卒読した猪瀬氏(1946年生まれ)の著書は、一冊だけです。 猪瀬直樹 著『ミカドの肖像』、新潮文庫(1992年) 力作でした。 その後は氏の作品を手にする機会がなく、ただ、当方、石原慎太郎(1932~2022)に淡 […]
2023年1月31日 / 最終更新日時 : 2023年2月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本560:『成長戦略は台湾に学べ:日本人が知らない隣人の実力』、御堂裕実子 著、かんき出版、2023年 著者の御堂氏(1979年生まれ)は「日本と台湾の企業を繋ぐコンサルタント(pp.4)」としてご活躍中のかたです。 台湾の諸事情を熟知されており、上掲書で台湾ビジネスの現況や台湾文化あれこれをくわしく紹介してくださいました […]