2025年5月8日 / 最終更新日時 : 2025年5月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本689:『三島由紀夫の日蝕 完全版』、石原慎太郎 著、実業之日本社、2025年 三島由紀夫(1925~1970)を俎上(そじょう)にのぼした人物論そして彼の対談録です。 三島と親しかった石原慎太郎(1932~2022)の手に成る一冊でした。 人物論は論旨が明確であり、仮借(かしゃく)ない批判も含まれ […]
2025年5月1日 / 最終更新日時 : 2025年5月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本687:『目白雑録:日々のあれこれ』Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、金井美恵子 著、中公文庫、2025年 とてもおもしろかったので、一気呵成に3冊読みました。 群馬県高崎市ご出身、現在は東京都豊島区目白にお住まいの作家・金井氏(1947年生まれ)によるエッセイ集です。 しばしば体調不良に陥ってしまうためご自身の老化に向き合わ […]
2025年2月6日 / 最終更新日時 : 2025年2月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本677:『SHO-TIME 3.0: 大谷翔平 新天地でつかんだワールドシリーズ初制覇』、ビル・プランケット 著、徳間書店、2024年 上掲書の前作として(異なる著者が書いた)『SHO-TIME』『SHO-TIME 2.0』があるのですが、わたしの場合それら2冊は未読です。 『SHO-TIME 3.0』書は、大谷翔平選手(1994年生まれ)が、米国メジャ […]
2024年12月27日 / 最終更新日時 : 2024年12月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本674:『力道山未亡人』、細田昌志 著、小学館、2024年 プロレスラーであり実業家でもあった力道山(1924~1963)、日本航空のスチュワーデスとして働いていた田中敬子氏(1941年生まれ)。 ふたりは1963年6月に結婚しました。 ご結婚のとき田中氏は21歳。 しかし、半年 […]
2024年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年7月17日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本658:『審判はつらいよ』、鵜飼克郎 著、小学館新書、2024年 ユニークな切り口の作品です。 本書の各章はサッカー、プロ野球、アマチュア野球、柔道、ボクシング、飛び込み(水泳)、ゴルフ、大相撲の審判員のインタビューで構成されている。(P. 4) 彼ら・彼女らは「競技への熱い思い、審判 […]
2024年2月13日 / 最終更新日時 : 2024年2月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本632:『怪物に出会った日:井上尚弥と闘うということ』、森合正範 著、講談社、2023年 プロボクサーの井上尚弥選手(1993年生まれ)。 2024年2月現在までに、世界ライトフライ級王者、世界スーパーフライ級王者、世界バンタム級4団体統一王者、世界スーパーバンタム級4団体統一王者、となられました。 「モンス […]
2023年10月11日 / 最終更新日時 : 2023年10月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本609:『2000年の桜庭和志』、柳澤健 著、文春文庫、2023年 プロレスラーで、総合格闘家としての実績も有されている、桜庭和志氏(1969年生まれ)。 上掲書は彼の闘いの半生をつぶさに語ったスポーツ・ノンフィクションです。 2017年に彼が米国の総合格闘技団体UFCより「殿堂入り表彰 […]
2023年9月19日 / 最終更新日時 : 2023年9月19日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本605:『むしろ幻想が明快なのである:虫明亜呂無レトロスペクティブ』、高崎俊夫 編、ちくま文庫、2023年 わたしが初めて虫明亜呂無(むしあけ・あろむ、男性、1923~1991)の随筆に接したのは、もう半世紀前。 ラグビーを語った文章でした。 当時、自分自身がラグビー部員だった関係で内容に魅入られたこと、そして執筆者名が一風変 […]
2023年9月7日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本604:『世界史の中のヤバい女たち』、黒澤はゆま 著、新潮新書、2023年 上掲書は、歴史小説家・黒澤氏(1979年生まれ)が世界史の中で大きなインパクトをのこした女性10数名を選び、その人生を紹介してくださった作品です。 感動したのは、第1章に出てくる英国『アーサー王物語』のエピソード。 アー […]
2023年9月6日 / 最終更新日時 : 2023年9月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本603:『アメリカがカルトに乗っ取られた!』、町山智浩 著、文藝春秋、2022年 アメリカ合衆国に居住して「22年(pp.271)」になられる著者(1962年生まれ)。 現地での体験記をつぎつぎ日本で出版なさっています。「最近読んだ本555」 『アメリカがカルトに~』も、そのひとつ。 今回は「オカルト […]
2023年8月16日 / 最終更新日時 : 2023年8月16日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本597:『世界一のベンチで起きたこと:2023WBCで奔走したコーチの話』、城石憲之 著、ワニブックスPLUS新書、2023年 2023年3月に開催された「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で、日本代表チーム「侍ジャパン」は、栗山英樹監督の好采配そして選手たちの懸命なプレーの結果、みごと優勝を果たしました。 城石氏(1973年生まれ) […]
2023年5月19日 / 最終更新日時 : 2023年5月19日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本578:『大谷翔平とベーブ・ルース:2人の偉業とメジャーの変遷』、AKI猪瀬 著、角川新書、2023年 わたしがアメリカ合衆国に住んでいた時代、野茂英雄投手(1968年生まれ)がメジャーリーグにやってきて活躍しだし、野球好きな一般のアメリカ人だけでなく、日系アメリカ人をも熱狂させました。 そのころ、わたしには親しい日系のか […]