2022年8月25日 / 最終更新日時 : 2022年8月26日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本531:『歴史学者という病』、本郷和人 著、講談社現代新書、2022年 上掲書は、著者の本郷氏(1960年生まれ)が、 高田里惠子 著『文学部をめぐる病い:教養主義・ナチス・旧制高校』、ちくま文庫(2006年) 小谷野敦 著『文学研究という不幸』、ベスト新書(2010年) こうした書物を意識 […]
2021年4月9日 / 最終更新日時 : 2021年4月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本421 『20世紀論争史:現代思想の源泉』、高橋昌一郎 著、光文社新書、2021年。 わたしは高橋氏(1959年生まれ)がこれまで発表された本におおむね目をとおしてきました。 前作「最近読んだ本32」こそ若干批判したものの、毎度 […]
2020年9月29日 / 最終更新日時 : 2020年9月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本371 『歴史の中で語られてこなかったこと:おんな・子供・老人からの「日本史」』、網野善彦、宮田登 共著、朝日文庫、2020年。 歴史学者の網野善彦(1928~2004)、民俗学者の宮田登(1936~2000)、ふたりの碩学によ […]
2019年12月23日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本302 『哲学嫌い:ポストモダンのインチキ』、小谷野敦著、秀和システム、2019年。 わたしが尊敬する小谷野氏(1962年生まれ)の新著です。 哲学はどのような学問であるのか、どのような学問であるべきなのかを、文学・文化論・宗教 […]
2018年11月22日 / 最終更新日時 : 2019年4月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本209 『終生 知的生活の方法:生涯、現役のままでいるために』、渡部昇一著、扶桑社新書、2018年。 わたしはむかし、渡部氏(1930~2017)がお書きになった、 『知的生活の方法』、講談社現代新書(1976年) 『続 知的生 […]
2018年3月12日 / 最終更新日時 : 2019年4月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本143 『京都学派』、菅原潤著、講談社現代新書、2018年。 京都学派とは、京都大学の西田幾多郎(1870~1962)から始まった、西洋哲学を研究対象とする学者たちのグループのことです。 おおむね1930年ごろに成立し、見方によ […]
2017年10月3日 / 最終更新日時 : 2019年4月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本104 『哲学散歩』、木田元著、文春文庫、2017年。 木田元(1928~2014)は高名な哲学者でした。 著書も多いかたです。 しかし、わたしの場合、これまでほとんどご縁がなく、『反哲学史』、講談社学術文庫(2000年)を読ん […]
2017年7月3日 / 最終更新日時 : 2019年4月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本77 『もっとヘンな論文』、サンキュータツオ著、角川書店、2017年。 風変わりな学術論文を集め、解説した本です。 笑える論文も含まれています。 わたしはサンキュー氏(1976年生まれ)のことをぜんぜん存じあげておらず、氏の前 […]
2017年6月5日 / 最終更新日時 : 2019年4月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本69 『東大助手物語』、中島義道著、新潮文庫、2017年。 大学の教員採用や昇格人事は、わたし自身も大学教師ですから無縁な事柄ではありません。 多くの大学において、採用・昇格の際は、候補者の学歴だの業績だの人柄だの、それら以外 […]