2024年11月13日 / 最終更新日時 : 2024年11月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本668:『ヒット映画の裏に職人あり!』、春日太一 著、小学館新書、2024年 本書は、現在の日本映画を支えるスタッフたち、12名のインタビュー集だ。(P. 3) 著者(1977年生まれ)が「はじめに」でお書きになっていた上記文章どおりの内容でした。 各インタビューで紡(つむ)ぎだされてくる、全編に […]
2023年11月21日 / 最終更新日時 : 2023年11月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本618:『ベートーヴェン捏造:名プロデューサーは嘘をつく』、かげはら史帆 著、河出文庫、2023年 倒叙ミステリーと称される分野があり、これは物語の冒頭から真犯人が誰なのか分っている種類のミステリーを意味します。 『ベートーヴェン捏造』は、さしずめ倒叙ノンフィクション。 音楽家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(17 […]
2023年2月13日 / 最終更新日時 : 2023年2月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本564:『左京・遼太郎・安二郎:見果てぬ日本』、片山杜秀 著、新潮文庫、2023年 小松左京(1931~2011) 司馬遼太郎(1923~1996) 小津安二郎(1903~1963) 小松はSF小説家、司馬は歴史小説家、そして小津は映画監督です。 慶應義塾大学教授の片山氏(1963年生まれ)が、小松・司 […]
2022年11月29日 / 最終更新日時 : 2022年11月30日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本548:『オレンジ色の悪魔は 教えずに育てる:やる気と可能性を120%引き出す奇跡の指導法』、田中宏幸 著、ダイヤモンド社、2021年 「オレンジ色の悪魔」とは、マーチングの強豪・京都橘高等学校吹奏楽部につけられた愛称です。 名称は(中略)いつ誰が付けたのかは不詳とされています。(pp.223) オレンジ色ユニフォーム姿の部員たちが非常に完成度の高いパフ […]
2022年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本541:『満映秘史:栄華、崩壊、中国映画草創』、石井妙子、岸富美子 共著、角川新書、2022年 満映とは「満洲映画協会の略称(pp.95)」です。 むかし日本が中国で強引に建国した満洲国(現在、遼寧省・吉林省・黒竜江省の3省)にありました。 甘粕正彦(1891~1945)が理事長だった会社として有名。 甘粕は、19 […]
2021年8月17日 / 最終更新日時 : 2021年8月17日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本459 『輝け! キネマ:巨匠と名優はかくして燃えた』、西村雄一郎 著、ちくま文庫、2021年。 映画評論家でいらっしゃる西村氏(1951年生まれ)が、邦画の監督および俳優を対に組み合わせ、その業績などを解説した本です。 登場順 […]
2021年8月3日 / 最終更新日時 : 2021年8月3日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本455 『青春ドラマ夢伝説:「俺たちシリーズ」などとTVドラマの黄金時代』、岡田晋吉 著、ちくま文庫、2021年。 岡田氏(1935年生まれ)は「日本テレビ」所属のプロデューサーでした。 『青春とはなんだ』(1965年) 『進め […]
2021年1月20日 / 最終更新日時 : 2021年1月25日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本398 『一九七二:「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」』、坪内祐三著、文春学藝ライブラリー、2020年。 2020年に他界された識者たちのなかで、わたしが最も胸を突かれた人物は、坪内祐三氏(1958~2020)です。 歴 […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2020年9月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本366 『ベートーヴェン:巨匠への道』、門馬直美著、講談社学術文庫、2020年。 1987年に洗足学園大学音楽学部教授・門馬直美(1924~2001)が発表した書物を、あらためて文庫化したものです。 わたしは高校生だったとき、 […]
2018年11月5日 / 最終更新日時 : 2019年4月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本206 『司馬江漢:「江戸のダ・ヴィンチ」の型破り人生』、池内了著、集英社新書、2018年。 司馬江漢(1747~1818)。 わたしはこの人に関する知識をもっておらず、 新戸雅章著『江戸の科学者:西洋に挑んだ異才列伝』、平凡社 […]
2018年7月3日 / 最終更新日時 : 2018年7月3日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本174 『手塚番:神様の伴走者』、佐藤敏章著、小学館文庫、2018年。 「マンガの神様」といわれた手塚治虫(1928~1989)。 その手塚を担当していた編集者15名、手塚と親交があったマンガ家2名、以上のかたがたにインタビュー […]
2017年10月16日 / 最終更新日時 : 2019年3月31日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本106 『山本直純と小澤征爾』、柴田克彦著、朝日新書、2017年。 わたしは本書のおかげで、自分の耳に残っているいくつかの古い音楽が山本直純氏(1932~2002)作曲である事実を知りました。 たとえば、 直純が作曲した「リンデ […]