2022年3月10日 / 最終更新日時 : 2023年7月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本491:『定年後の遊び方:心理学からのアプローチ』、赤井誠生 著、毎日新聞出版、2022年 〇 勤労者が定年後の生活にたいし不安をおぼえるのはなぜ? 〇 定年した人々にとって遊びは大事な活動か? 〇 退職後、刺激が乏しい日々を過ごしたら、当人はどうなってしまう? 〇 定年退職者が何かに興味をもち興味を持続させる […]
2022年3月7日 / 最終更新日時 : 2022年3月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本490:『世界史の分岐点:激変する新世界秩序の読み方』、橋爪大三郎、佐藤優 共著、SB新書、2022年 橋爪氏(1948年生まれ)はおもに学界で、佐藤氏(1960年生まれ)はおもに出版界で、それぞれ活躍していらっしゃる知識人。 『世界史の分岐点』は両者の対談をまとめた読物でした。 橋爪氏の「まえがき」によれば、 とりあげる […]
2022年3月4日 / 最終更新日時 : 2024年2月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本489:『2030 半導体の地政学:戦略物資を支配するのは誰か』、太田泰彦 著、日本経済新聞出版、2021年 お恥ずかしいことですが、わたしは半導体の重要性を分っていませんでした。 ぼんやり「パソコンにとって必須なもの」程度の認識しか有していなかったのです(バカ文系でして)。 しかるに、 〇 コロナ禍で半導体輸入が滞ったため自 […]
2022年2月24日 / 最終更新日時 : 2022年2月24日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本488:『カルピスをつくった男 三島海雲』、山川徹 著、小学館文庫、2022年 カルピスは子どものころから身近だった飲み物です。 ずっと愛飲してきたのですが、ただ、どなたがつくったものであるのか、わたしは考えたことがありませんでした。 大阪府出身の三島海雲(みしま・かいうん、1878~1974)とい […]
2022年2月22日 / 最終更新日時 : 2022年2月22日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本487:『切腹考:鷗外先生とわたし』、伊藤比呂美 著、文春文庫、2022年 上掲書の表題と副題を目にした人は、ふつう、 森鷗外 著『堺事件』(1914年) を思い浮かべるのではないでしょうか? わたしは思い浮かべました。 『堺事件』は実話に基づく歴史小説で、多数の武士の切腹が扱われているためヒリ […]
2022年2月7日 / 最終更新日時 : 2022年2月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本486:『柔術狂時代:20世紀初頭アメリカにおける柔術ブームとその周辺』、藪耕太郎 著、朝日選書、2021年 柔術や柔道は、20世紀初頭の欧米世界に大ブームを巻き起こしていたのである。(pp.4) 本書は関心が惹起されざるを得ないこうした文章でスタートしました。 書中の解説によれば、アメリカ合衆国における柔術・柔道普及の貢献者が […]
2022年1月28日 / 最終更新日時 : 2022年1月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本485:『世界のニュースを日本人は何も知らない 3』、谷本真由美 著、ワニブックスPLUS新書、2021年 かつて国連職員でいらした谷本真由美氏(1975年生まれ)による『世界のニュースを日本人は何も知らない』シリーズの第3弾です。 第1弾「最近読んだ本313」および第2弾「最近読んだ本395」については、すでに書評を掲出しま […]
2022年1月26日 / 最終更新日時 : 2022年1月26日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本484:『無敵の読解力』、池上彰、佐藤優 共著、文春新書、2021年 池上氏(1950年生まれ)および佐藤氏(1960年生まれ)が「多数の書籍を読み解き、その現代的意味を考える(pp.4)」目的でおこなった対談を、書籍化したものです。 当該対談では「現代的意味」のために、仕事、外交、東京オ […]
2022年1月25日 / 最終更新日時 : 2022年1月25日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本483:『「五足の靴」をゆく:明治の修学旅行』、森まゆみ 著、集英社文庫、2021年 1907年(明治40年)、 与謝野鉄幹(1873~1935) は、4人の若者とともに約1か月間、九州地方を旅行しました。 4人とは、 木下杢太郎(1885~1945) 北原白秋(1885~1942) 平野萬里(1 […]
2022年1月18日 / 最終更新日時 : 2022年1月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本482:『強迫症を治す:不安とこだわりからの解放』、亀井士郎、松永寿人 共著、幻冬舎新書、2021年 上掲書は精神科医2名が共同執筆されたものです。 そのうちのおひとり亀井氏は強迫症の患者として辛いご経験をなさいました。 当事者ならではの具体例がたくさん記述されている、身につまされた作品です。 わたしが「身につまされた」 […]
2022年1月12日 / 最終更新日時 : 2022年1月12日 Shunsuke_Kanahara コラム メンタルヘルス情報11:適度なストレスの必要性 現代社会では「ストレスはよろしくない」と受け止められています。 じつは、それは必ずしも正しくありません。 ご説明します。 1908年、アメリカ合衆国の心理学者ロバート・ヤーキーズおよびジョン・D・ドットソンが、法則を提唱 […]
2022年1月11日 / 最終更新日時 : 2022年1月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本481:『シーボーンキングダム:千年の時を刻む』、神近義邦 著、志學社、2021年 長崎県佐世保市に「ハウステンボス」というオランダ王国の風物に敬意を表したテーマパークがあります。 本書の著者・神近氏(1942~2020)が創設されました。 同氏は「長崎バイオパーク」や「長崎オランダ村」の創業者でもいら […]