2020年5月20日 / 最終更新日時 : 2020年5月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本333 『いかがなものか』、群ようこ著、集英社、2020年。 1982年(昭和57年)は、ふたりの女性作家がデビューされた年です。 群ようこ著『鞄に本だけつめこんで』、新潮社(1982年) 林真理子著『ルンルンを買っておうちに帰 […]
2020年2月21日 / 最終更新日時 : 2020年2月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本314 『誰も見ていない書斎の松本清張』、櫻井秀勲著、きずな出版、2020年。 松本清張(1909~1992)。 昭和時代を代表する国民的作家のひとりでした。 わたしは約40年前に、東京は小田急線・下北沢駅の駅前で、ご本人をお見 […]
2019年12月5日 / 最終更新日時 : 2019年12月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本300 『子規の音』、森まゆみ著、新潮文庫、2019年。 俳人そして文筆家だった正岡子規(1867~1902)に関する評伝です。 当人が生まれてから亡くなるまでのあまり長くはない人生を遠望しつつ、同時に、彼の俳句により音感が刺激 […]
2019年11月7日 / 最終更新日時 : 2019年11月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本297 『渋沢栄一 人間の礎』、童門冬二著、集英社文庫、2019年。 渋沢栄一(1840~1931)は、明治時代・大正時代に活躍した実業家。 500社を超える会社の設立に関与したそうです。 そのうちのひとつ、群馬県の富岡製糸場は […]
2019年10月3日 / 最終更新日時 : 2019年10月22日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本288 『のっけから失礼します』、三浦しをん著、集英社、2019年。 書店で上掲書を手に取り、中身をパラパラ眺めていた際に、 人間をふたつに大別すると、「頻繁に道を聞かれるひと」と「あんまり聞かれないひと」に分けられる。私はまち […]
2019年9月2日 / 最終更新日時 : 2019年9月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本275 『誰の味方でもありません』、古市憲寿著、新潮新書、2019年。 肩がこらない「社会時評」っぽいエッセイ集でした。 わたしは著者(1985年生まれ)の作品を今回初めて読み、構成の巧みさ、文章のわかりやすさ、上手なヒネリ、な […]
2019年5月20日 / 最終更新日時 : 2019年5月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本249 『新装版 三四郎はそれから門を出た』、三浦しをん著、ポプラ文庫、2019年。 小説家の三浦氏(1976年生まれ)がお書きになった書評です。 わたしは当初、氏を男性だと思い込んでいたところ、女性でした。 たいへん失礼いたし […]
2019年4月15日 / 最終更新日時 : 2019年4月16日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本244 『ドナルド・キーン自伝 増補新版』、ドナルド・キーン著、中公文庫、2019年。 ドナルド・キーン氏(1922~2019)。 アメリカ生まれの日本文学研究者・著述家で、2011年に日本国籍を取得、2019年に他界された人物 […]
2019年1月10日 / 最終更新日時 : 2019年1月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本217 『われは歌えどもやぶれかぶれ』、椎名誠著、集英社、2018年。 椎名氏(1944年生まれ)による、いつもどおりの肩が凝らないエッセイ集です。 氏は74歳になられ、かつておもちだったお元気さも破天荒ぶりも、いまとなってはい […]
2018年12月28日 / 最終更新日時 : 2018年12月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本214 『日本の同時代小説』、斎藤美奈子著、岩波新書、2018年。 学問に「文献研究」という研究法があります(あっ、前回とそっくりの書き出しになってしまった)。 研究者が特定領域に関する専門書・論文類ほとんどすべてを吟味し、なん […]
2018年9月6日 / 最終更新日時 : 2021年7月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本193 『ザ・スパイ』、パウロ・コエーリョ著、角川文庫、2018年。 わたしが「スパイ」という言葉を聞いて連想するのは、 ジェームズ・ボンド イーサン・ハント(アメリカ映画『ミッション・インポッシブル』の主人公) 明石元二郎(1 […]
2018年8月20日 / 最終更新日時 : 2019年3月31日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本188 『漱石山脈:現代日本の礎を築いた「師弟愛」』、長尾剛著、朝日新書、2018年。 夏目漱石(1867~1916)に師事した門下生のグループを「漱石山脈」と呼びます。 おおむね、漱石が東大で英語教師だった時代に、彼の授業を受 […]