2024年2月14日 / 最終更新日時 : 2024年2月14日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本633:『大学教授こそこそ日記』、多井学 著、三五館シンシャ、2023年 多井氏(仮名、1961年生まれ)は、とある大学の教授です。 そして上掲書は、「大学業界の裏表(pp.5)」や「リアルな大学教授の実態(pp.5)」を「赤裸々に描いてみた(pp.5)」、内幕暴露ものでした。 過去に、複数の […]
2023年11月30日 / 最終更新日時 : 2023年11月30日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本621:『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』、田村耕太郎 著、朝日文庫、2023年 けっして悪い本ではないのですが……。 早稲田大学をご卒業後、慶應義塾大学の大学院および海外の複数の大学院で学ばれ、東京大学にも所属したのち、参議院議員になられたり、シンガポールやアメリカ合衆国の大学で教壇に立たれたり、な […]
2023年11月24日 / 最終更新日時 : 2023年11月26日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本620:『高学歴難民』、阿部恭子 著、講談社現代新書、2023年 大学院で博士号を取得しても就職先が見つからず、あるいは、学位を得たとはいえ目指していた資格が取れず、そのせいで不本意な毎日を過ごす人々に関するノンフィクションです。 著者は、大学院修了から月日が経って「賞味期限が切れてい […]
2023年8月2日 / 最終更新日時 : 2023年8月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本595:『母という呪縛 娘という牢獄』、齊藤彩 著、講談社、2022年 異様で、やるせなく、不快感すら生じる、重たい犯罪ノンフィクションです。 実母の髙崎妙子氏(仮名)に医学部医学科入学を強要されたひとり娘あかり氏(仮名)は、進学校を卒業後、9年間の浪人生活をおくりました。 けっきょく医学科 […]
2023年7月27日 / 最終更新日時 : 2023年7月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本594:『教育は遺伝に勝てるか?』、安藤寿康 著、朝日新書、2023年 行動遺伝学者の安藤氏(1958年生まれ)。 かつて、氏の、 安藤寿康 著『心はどのように遺伝するか:双生児が語る新しい遺伝観』、講談社ブルーバックス(2000年) を読み、研究に地道に取り組まれているお姿に接し、頭が下が […]
2023年7月5日 / 最終更新日時 : 2023年7月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本587:『「低学歴国」ニッポン』、日本経済新聞社 編、日経プレミアシリーズ、2023年 日本教育界の深刻な混迷を語り、それが産業の停滞や研究力の低下にもおよんでいると指摘した作品です。 教育にまつわる諸問題を縦横に俯瞰してくださっていて、おかげで、読者がいろいろ考えさせられる内容でした。 たとえば、大学入試 […]
2023年3月6日 / 最終更新日時 : 2023年3月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本565:『スマホはどこまで脳を壊すか』、榊浩平 著、朝日新書、2023年 気鋭の脳科学者でいらっしゃる榊氏(1989年生まれ)が、さまざまなデータを交えつつ、スマホそしてインターネットやゲームの害悪を論じられました。 スマホだのネットだのゲームだのはよろしくないだろうというのは多くの人々が何と […]
2022年11月29日 / 最終更新日時 : 2022年11月30日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本548:『オレンジ色の悪魔は 教えずに育てる:やる気と可能性を120%引き出す奇跡の指導法』、田中宏幸 著、ダイヤモンド社、2021年 「オレンジ色の悪魔」とは、マーチングの強豪・京都橘高等学校吹奏楽部につけられた愛称です。 名称は(中略)いつ誰が付けたのかは不詳とされています。(pp.223) オレンジ色ユニフォーム姿の部員たちが非常に完成度の高いパフ […]
2022年6月23日 / 最終更新日時 : 2022年6月23日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本518:『人類は何を失いつつあるのか』、山極寿一、関野吉晴 共著、朝日文庫、2022年 霊長類学および人類学を研究していらっしゃる山極氏(1952年生まれ)。 探検家で医師の関野氏(1949年生まれ)。 上掲書は、お二人がそれぞれの専門領域における知見を踏まえ、人間さらには世界に関し対談をおこなったものです […]
2022年5月26日 / 最終更新日時 : 2022年5月26日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本512:『20ヵ国語ペラペラ:私の外国語学習法』、種田輝豊 著、ちくま文庫、2022年 種田氏(1938~2017)は、表題どおり、20の言語に通暁していた人物です。 南方熊楠(1867~1941)が18~22ヵ国語を話せたといいますので、種田氏の外国語力は日本が生んだ大学者に匹敵するレベルでした。 しかも […]
2022年3月14日 / 最終更新日時 : 2022年3月14日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本492:『津田梅子:明治の高学歴女子の生き方』、橘木俊詔 著、平凡社新書、2022年 津田梅子(1864~1929)は、1871年(明治4年)、6歳だったときに「岩倉使節団」のメンバーとしてアメリカ合衆国へわたりました。「最近読んだ本166」 11年後に帰国、それから再渡米。 ペンシルベニア州のブリンマー […]
2022年3月7日 / 最終更新日時 : 2022年3月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本490:『世界史の分岐点:激変する新世界秩序の読み方』、橋爪大三郎、佐藤優 共著、SB新書、2022年 橋爪氏(1948年生まれ)はおもに学界で、佐藤氏(1960年生まれ)はおもに出版界で、それぞれ活躍していらっしゃる知識人。 『世界史の分岐点』は両者の対談をまとめた読物でした。 橋爪氏の「まえがき」によれば、 とりあげる […]