『毎度! 浦安鉄筋家族 23』、浜岡賢次作画、秋田書店、2018年。

約20年前、わたしは小学生だった甥の薦めで『浦安鉄筋家族』の最初のシリーズを読みました。

絵柄に「昭和時代のお笑いマンガ」っぽい雰囲気が漂っており、楽しみました。

それから全作品を追いつづけたというわけではありません。

ときどき思いだしてはその時期の最新刊を購入し、しばらく忘れ、またいつか購入する、を繰り返しつつ現在に至っています。

今回もひさしぶりに手に取りました。

読者を笑わせる力が弱まっておらず、かつてと変わらぬ安定したおもしろさでした。

主人公は大沢木小鉄(小学3年生)。

彼の周りに膨大な数の登場人物がひしめいており、彼ら・彼女らの中でわたしが好きなのは花丸木君と国会議員そして春巻龍先生です。

3人は上掲書でも活躍しました。

学校を舞台としたシリーズ・マンガの常なのでしょうが、『浦安鉄筋家族』では(新しい切り口のギャグを引きだすためと思われる)転校生が多数です。

そのため、すこしのあいだ離れていたわたしは、目の前のキャラの持ち味がわからず、うっすら孤独をおぼえました。

金原俊輔