2025年12月11日 / 最終更新日時 : 2025年12月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本720:『上野アンダーグラウンド』、本橋信宏 著、新潮文庫、2024年 ノンフィクション作家・本橋氏(1956年生まれ)。 2015年から2016年にかけて、上野および上野近郊をテーマに、突っ込んだ取材をなさいました。 取材結果は単行本にて報告され、そして、その単行本を文庫化したものが上掲書 […]
2025年11月28日 / 最終更新日時 : 2025年11月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本719:『リチャード・ブローティガン』、藤本和子 著、ちくま文庫、2025年 著者の藤本和子氏(1939年生まれ)は、米国作家リチャード・ブローティガン(1935~1984)の詩や小説を数多く和訳なさった翻訳家です。 ブローティガン本人との交友すらおありでした。 上掲書はブローティガンの評伝かつ作 […]
2025年11月19日 / 最終更新日時 : 2025年11月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本718:『「科学的に正しい」の罠』、千葉聡 著、SB新書、2025年 東北大学教授でいらっしゃる千葉氏(1960年生まれ)が執筆なさった本です。 全編を通し科学哲学みたいな論考が記されていました。 まず、いまのインドにおいて疑似科学が教育カリキュラムに取り入れられているという話から始まりま […]
2025年11月13日 / 最終更新日時 : 2025年11月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本717:『読んでばっか』、江國香織 著、筑摩書房、2024年 上掲書は、作家の江國香織氏(1964年生まれ)による書評集です。 当コラム「書評・読書論」で紹介してきた他の書評とは大きく異なり、ほぼ小説のみを題材にしていました。 最近、小説を読んでいないわたしにしてみれば、知らない作 […]
2025年11月11日 / 最終更新日時 : 2025年11月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本716:『昭和の夢は夜ひらく』、五木寛之 著、新潮新書、2025年 昭和世代は、そろそろ退場の季節に入ったのだ。(P. 252) 2025年、93歳になられた五木氏(1932年生まれ)。 氏は昭和時代に絶大な人気を博していらっしゃいました。 多作なかたで、しかし、わたしが読んだことがある […]
2025年11月5日 / 最終更新日時 : 2025年11月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本715:『世界の旅先で、「日本」と出会う』、早坂隆 著、PHP文庫、2025年 わたしは早坂氏(1973年生まれ)の旧著である、 『戦時下のノーサイド:大学ラグビー部員たちの生と死』、早坂隆 著、さくら舎、2022年 「最近読んだ本537」 に、深い感銘を受けました。 そして先般、大型書店の店内を浮 […]
2025年11月4日 / 最終更新日時 : 2025年11月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本714:『出光佐三:人生と仕事の心得』、別冊宝島編集部 編、宝島社新書、2025年 上掲書は、出光興産の創業者である出光佐三(いでみつ・さぞう、1885~1981)の、人柄および業績を記した評伝です。 佐三はすごい人物でした。 彼が約95年の生涯で成し遂げたことは多々あり、その一例は、 全国の給油所数3 […]
2025年10月29日 / 最終更新日時 : 2025年10月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本713:『宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024 in 本よみうり堂』、宮部みゆき 著、中公新書ラクレ、2025年 かつて宮部氏(1960年生まれ)が上梓なさった、 『宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019』、宮部みゆき 著、中公新書ラクレ、2023年 「最近読んだ本619」 同作が非常におもしろかったので、 […]
2025年10月17日 / 最終更新日時 : 2025年10月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本712:『特攻基地 知覧』、高木俊朗 著、角川新書、2025年 太平洋戦争末期、わが国の陸海軍は、航空機・魚雷・小型艇などを使って、ついには兵士たちの生身の身体をも用いて、特別攻撃(特攻)を強行。 「最近読んだ本202」 「最近読んだ本440」 「最近読んだ本537」 当時、鹿児島県 […]
2025年10月16日 / 最終更新日時 : 2025年10月19日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本711:『生き延びるための昭和100年史』、佐藤優、片山杜秀 共著、小学館新書、2025年 わたしは以前、佐藤氏(1960年生まれ)と片山氏(1963年生まれ)の対談をまとめた本である、 『平成史』、佐藤優、片山杜秀 共著、小学館、2018年 「最近読んだ本173」 を読み、お話の高度さに感嘆させられ、洞察の深 […]
2025年10月15日 / 最終更新日時 : 2025年10月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本710:『日本エッセイ小史:人はなぜエッセイを書くのか』、酒井順子 著、講談社文庫、2025年 エッセイストとして長らく存在感を示しておられる酒井氏(1966年生まれ)が、 よくわかっていなかった、エッセイというジャンル。数々のベストセラーエッセイや流行りのエッセイの歴史をたどることによって、その輪郭を探ってみた( […]
2025年10月14日 / 最終更新日時 : 2025年10月14日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本709:『SUMOOOO!!:流れ流れてハリウッド』、雨宮圭吾 著、文藝春秋、2025年 上掲書の主人公・田代良徳氏(1976年生まれ)は「身長188センチ、体重は(中略)180キロ近く(P. 9)」ある巨漢です。 明治大学ご卒業後に角界入りし、東桜山勝徳という四股名で栄進をめざされました。 しかし、最高位は […]