2023年8月28日 / 最終更新日時 : 2023年8月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本600:『元ヤクザ弁護士』、諸橋仁智 著、彩図社、2023年 諸橋氏(1976年生まれ)は、約10年間ヤクザだった時期があり、背中に刺青も入れているそうなのですが、更生し、司法試験に合格され、いまは弁護士としてご活躍中です。 その体験記が上掲書でした。 ヤクザ稼業にもいろいろな種類 […]
2023年8月23日 / 最終更新日時 : 2023年8月23日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本599:『アイヒマンと日本人』、山崎雅弘 著、祥伝社新書、2023年 大学生だったとき、わたしは心理学の講義で、米国人心理学者スタンレー・ミルグラム(1933~1984)がおこなった服従に関する実験のこと、そしてそれが「アイヒマン実験」なる別称をもっていることを、学びました。 これがアイヒ […]
2023年8月17日 / 最終更新日時 : 2023年8月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本598:『幕末・明治 偉人たちの「定年後」』、河合敦 著、扶桑社文庫、2023年 江戸時代後半から明治時代にかけ活躍した偉人たちの現役引退後さらには晩年の生きかたに焦点をあてて、論評した列伝です。 わたしは歴史学に暗いいっぽう、歴史小説の類は少なからず読んできたため、上掲書においてはむかし何らかの作品 […]
2023年8月16日 / 最終更新日時 : 2023年8月16日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本597:『世界一のベンチで起きたこと:2023WBCで奔走したコーチの話』、城石憲之 著、ワニブックスPLUS新書、2023年 2023年3月に開催された「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で、日本代表チーム「侍ジャパン」は、栗山英樹監督の好采配そして選手たちの懸命なプレーの結果、みごと優勝を果たしました。 城石氏(1973年生まれ) […]
2023年8月8日 / 最終更新日時 : 2023年8月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本596:『ソース焼きそばの謎』、塩崎省吾 著、ハヤカワ新書、2023年 折節、無性にソース焼きそばを食べたくなることがあり、そんなとき、わたしは迷わず近隣のお店へ行き大盛りを注文します。 上掲書は「縁日の屋台。ありあわせの食材を使った土曜のお昼ごはん。コンビニで買ったカップ焼きそば。(pp. […]
2023年8月3日 / 最終更新日時 : 2023年8月5日 Shunsuke_Kanahara コラム メンタルヘルス情報16:精神科・心療内科・神経内科 メンタルの調子が悪いため病院受診を検討しても、精神科・心療内科・神経内科のうちのどれを訪ねるのが妥当なのか、分らないかたがいらっしゃるでしょう。 そこで、これより、それぞれの違いを説明します。 精神科は、心の病気を診断・ […]
2023年8月2日 / 最終更新日時 : 2023年8月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本595:『母という呪縛 娘という牢獄』、齊藤彩 著、講談社、2022年 異様で、やるせなく、不快感すら生じる、重たい犯罪ノンフィクションです。 実母の髙崎妙子氏(仮名)に医学部医学科入学を強要されたひとり娘あかり氏(仮名)は、進学校を卒業後、9年間の浪人生活をおくりました。 けっきょく医学科 […]
2023年7月27日 / 最終更新日時 : 2023年7月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本594:『教育は遺伝に勝てるか?』、安藤寿康 著、朝日新書、2023年 行動遺伝学者の安藤氏(1958年生まれ)。 かつて、氏の、 安藤寿康 著『心はどのように遺伝するか:双生児が語る新しい遺伝観』、講談社ブルーバックス(2000年) を読み、研究に地道に取り組まれているお姿に接し、頭が下が […]
2023年7月19日 / 最終更新日時 : 2023年7月19日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本593:『百年の女:『婦人公論』が見た大正、昭和、平成』、酒井順子 著、中公文庫、2023年 成功作と感じました。 わたしが上掲書は成功していると判断した理由を、これより3点あげさせていただき、そののち、3点にからめながら読後感を綴(つづ)ります。 (1)『婦人公論』創刊年である1916年(大正5年)から、201 […]
2023年7月18日 / 最終更新日時 : 2023年7月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだマンガ27:『たそがれ優作・1』、安倍夜郎 作画、幻冬舎コミックス、2023年 わたしは安倍氏(1963年生まれ)の、 安倍夜郎 作画『深夜食堂』シリーズ、小学館(2007年~ ) が好きなため、同氏による本書『たそがれ優作』も迷わず求めました。 主人公・北見優作は、 ドラマや映画で よく見かける顔 […]
2023年7月14日 / 最終更新日時 : 2023年7月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本592:『直木賞をとれなかった名作たち』、小谷野敦 著、筑摩書房、2023年 1935年(昭和10年)に始まり、現在まで毎年2回ずつ、名作と見なされた「大衆文学の長篇または短篇集(pp.15)」の作者に贈呈される直木賞。 上掲書は、同賞受賞をなしとげられなかった作家や作品のうち、小谷野氏(1962 […]
2023年7月13日 / 最終更新日時 : 2023年7月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本591:『亜宗教:オカルト、スピリチュアル、疑似科学から陰謀論まで』、中村圭志 著、インターナショナル新書、2023年 上掲書のサブタイトルを目にしたとき、わたしは「一冊でこれほど幅広い話題を網羅するのは無理だろう」と感じました。 ところが、読んでみれば、きっちり網羅しているではないですか! しかも「この箇所で心理学のあの知見を書き込んだ […]