2025年10月16日 / 最終更新日時 : 2025年10月19日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本711:『生き延びるための昭和100年史』、佐藤優、片山杜秀 共著、小学館新書、2025年 わたしは以前、佐藤氏(1960年生まれ)と片山氏(1963年生まれ)の対談をまとめた本である、 『平成史』、佐藤優、片山杜秀 共著、小学館、2018年 「最近読んだ本173」 を読み、お話の高度さに感嘆させられ、洞察の深 […]
2025年9月19日 / 最終更新日時 : 2025年9月19日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本707:『アメリカのプロレスラーはなぜ講道館柔道に戦いを挑んだのか:大正十年「サンテル事件」を読み解く』、藪耕太郎 著、集英社新書、2025年 上掲書は、 『柔術狂時代:20世紀初頭アメリカにおける柔術ブームとその周辺』、藪耕太郎 著、朝日選書、2021年 「最近読んだ本486」 を執筆された藪氏(1979年生まれ)が、新たにお書きになった「異種格闘技戦の歴史( […]
2025年8月29日 / 最終更新日時 : 2025年8月31日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本703:『誰が世界を支配しているのか?』、ノーム・チョムスキー 著、双葉文庫、2025年 むかし、チョムスキー(1928年生まれ)は、わが師B・F・スキナー(1904~1990)に的外れでヒステリックな言論攻撃を仕かけました。 その顛末を、わたしは、 「B・F・スキナーの生涯」、金原俊輔 著、『長崎ウエスレヤ […]
2025年5月2日 / 最終更新日時 : 2025年5月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本688:『独裁者トランプへの道』、町山智浩 著、文藝春秋、2025年 町山氏(1962年生まれ)が『週刊文春』誌に連載なさっている『言霊USA』を書籍化したものです。 同氏の連載はこれまで何冊もの単行本となっており、当コラムにおいても全6回、氏の作品に関する書評を載せました。 「最近読んだ […]
2024年8月22日 / 最終更新日時 : 2024年8月22日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本663:『国家の危機』、ボブ・ウッドワード、ロバート・コスタ 共著、日経ビジネス人文庫、2024年 著者のおひとり、ウッドワード氏(1943年生まれ)。 ボブ・ウッドワード 著『FEAR 恐怖の男:トランプ政権の真実』、日本経済新聞出版社(2018年)「最近読んだ本220」 ボブ・ウッドワード 著『RAGE 怒り』、日 […]
2024年2月20日 / 最終更新日時 : 2024年3月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本635:『暴力とポピュリズムのアメリカ史:ミリシアがもたらす分断』、中野博文 著、岩波新書、2024年 副題にある「ミリシア」とは、 日本語では、しばしば民兵と訳される。(中略) アメリカにおいてミリシアは、政府が設置した軍の部隊である。(中略)現在のミリシアは州軍として整備されるようになってから、150年以上が経過してい […]
2023年12月13日 / 最終更新日時 : 2023年12月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本624:『詐欺師入門:騙しの天才たち、その華麗なる手口』、デイヴィッド・W・モラー 著、光文社未来ライブラリー、2023年 上掲書は、わたしにとってふたつの理由で期待外れでした。 理由のひとつめはこうです。 書中で紹介されている「騙し」の「手口」が、映画、 ジョージ・ロイ・ヒル 監督『スティング』(1973年) を通して、われわれ一般人が少な […]
2023年9月6日 / 最終更新日時 : 2023年9月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本603:『アメリカがカルトに乗っ取られた!』、町山智浩 著、文藝春秋、2022年 アメリカ合衆国に居住して「22年(pp.271)」になられる著者(1962年生まれ)。 現地での体験記をつぎつぎ日本で出版なさっています。「最近読んだ本555」 『アメリカがカルトに~』も、そのひとつ。 今回は「オカルト […]
2023年3月30日 / 最終更新日時 : 2023年3月31日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本569:『「外圧」の日本史:白村江の戦い・蒙古襲来・黒船から現代まで』、本郷和人、簑原俊洋 共著、朝日新書、2023年 日本が経験したいろいろな戦争について2名の学者が語り合った対談書です。 第1章「遣隋使・遣唐使:聖徳太子と朝貢外交」から最終の第14章「降伏と占領期:戦後日本の原型の成立」までを通読すれば、わが国の歴史がおおむね頭に入る […]
2022年12月23日 / 最終更新日時 : 2023年8月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本555:『引き裂かれるアメリカ:銃、中絶、選挙、政教分離、最高裁の暴走』、町山智浩、BS朝日「町山智浩のアメリカの今を知るTV」制作チーム 著、SB新書、2022年 テレビ番組での町山氏(1962年生まれ)の発言を整理し、新書にした読物。 ご発言は、おもに藤谷文子氏(1979年生まれ)を相方に、展開なさっています。 わたしは当初、藤谷氏がどなたなのか分らなかったのですが、やがて「ハリ […]
2022年12月21日 / 最終更新日時 : 2022年12月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本554:『ウクライナ戦争と米中対立:帝国主義に逆襲される世界』、峯村健司、小泉悠、鈴木一人、村野将、小野田治、細谷雄一 著、幻冬舎新書、2022年 ロシア連邦は、2022年2月、隣接するウクライナへ軍事侵攻を開始しました。 そしてまもなく1年が経とうとしています。 このできごとの呼称は今のところ完全には統一されておらず、メディアや個人によってまちまちなのですが、上掲 […]
2022年9月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本533:『韓国民主政治の自壊』、鈴置高史 著、新潮新書、2022年 鈴置氏(1954年生まれ)は、日本経済新聞社に勤務時代、ソウル特派員だった由です。 韓国通でいらっしゃるわけで、そんなかたのご執筆による上掲書の特徴は、韓国とベネズエラを比較しつつ論を進められた点。 比較のきっかけは、 […]