2023年3月6日 / 最終更新日時 : 2023年3月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本565:『スマホはどこまで脳を壊すか』、榊浩平 著、朝日新書、2023年 気鋭の脳科学者でいらっしゃる榊氏(1989年生まれ)が、さまざまなデータを交えつつ、スマホそしてインターネットやゲームの害悪を論じられました。 スマホだのネットだのゲームだのはよろしくないだろうというのは多くの人々が何と […]
2022年6月23日 / 最終更新日時 : 2022年6月23日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本518:『人類は何を失いつつあるのか』、山極寿一、関野吉晴 共著、朝日文庫、2022年 霊長類学および人類学を研究していらっしゃる山極氏(1952年生まれ)。 探検家で医師の関野氏(1949年生まれ)。 上掲書は、お二人がそれぞれの専門領域における知見を踏まえ、人間さらには世界に関し対談をおこなったものです […]
2022年4月20日 / 最終更新日時 : 2022年4月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本502:『一晩置いたカレーはなぜおいしいのか:食材と料理のサイエンス』、稲垣栄洋 著、新潮文庫、2022年 著者(1968年生まれ)は「雑草生態学」を研究されている静岡大学大学院教授。 植物に関する専門知識を駆使して本書を執筆なさいました。 身近で興味深い話題が書きつづられています。 まず、表題になっている、ひと晩置いたカレー […]
2021年8月11日 / 最終更新日時 : 2021年8月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本457 『学者の暴走』、掛谷英紀 著、扶桑社新書、2021年。 わたしにとって、展開されている主張がこれほどまで自分の思いと一致する書物は、めずらしかったです。 著者(1970年生まれ)は、メディア工学がご専門。 この点は臨床心 […]
2021年4月9日 / 最終更新日時 : 2021年4月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本421 『20世紀論争史:現代思想の源泉』、高橋昌一郎 著、光文社新書、2021年。 わたしは高橋氏(1959年生まれ)がこれまで発表された本におおむね目をとおしてきました。 前作「最近読んだ本32」こそ若干批判したものの、毎度 […]
2021年4月1日 / 最終更新日時 : 2021年4月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本418 『ナチュラリストの系譜:近代生物学の成立史』、木村陽二郎 著、ちくま学芸文庫、2021年。 ナチュラリストとは「自然界における生き物のあり方を知ろうとする学問(pp.271)」にたずさわる人々のことです。 上掲書は、古い […]
2021年1月12日 / 最終更新日時 : 2021年5月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本396 『搾取される研究者たち:産学共同研究の失敗学』、山田剛志著、光文社新書、2020年。 日本政府が文部科学省を中心に推進している「産学連携」および「産学共同研究」。 大事な動きであるとは思います。 しかし、実態は……? 上 […]
2020年10月12日 / 最終更新日時 : 2020年10月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本376 『理系。』、川村元気著、文春文庫、2020年。 理数系の教科が苦手だった著者(1979年生まれ)が「理系と文系の融合(pp.6)」をめざし「理系人(pp.7)」全15名とおこなった対談の収録集です。 呼称は理系人でしたが […]
2020年1月27日 / 最終更新日時 : 2020年1月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本310 『狂気の科学者たち』、アレックス・バーザ著、新潮文庫、2019年。 英語で書かれている上掲書を和訳されたプレシ南日子氏は「訳者あとがき」にて、 翻訳のお話をいただいたとき、「私もちょうどこういう本が読みたかったんだ」と思 […]
2020年1月6日 / 最終更新日時 : 2020年1月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本305 『科学者が消える:ノーベル賞が取れなくなる日本』、岩本宣明著、東洋経済新報社、2019年。 現在の日本では科学研究の成果が質量ともに衰退してきている、原因は、 (1)研究費が潤沢ではないため (2)研究の分野に進んでも生 […]
2019年10月21日 / 最終更新日時 : 2019年10月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本293 『触れることの科学:なぜ感じるのか、どう感じるのか』、デイヴィッド・J・リンデン著、河出文庫、2019年。 著者(1961年生まれ)は、アメリカの神経科学者。 メリーランド州にあるジョンズ・ホプキンス大学医学部教授です。 […]
2019年9月18日 / 最終更新日時 : 2019年9月30日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本283 『愛国心を裏切られた天才:ノーベル賞科学者ハーバーの栄光と悲劇』、宮田親平著、朝日文庫、2019年。 良書です。 「空中窒素固定法」と呼ばれるアンモニア合成法の開発が称えられ、1918年にノーベル化学賞を受賞したフリッツ […]