2024年12月11日 / 最終更新日時 : 2024年12月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本671:『その医療情報は本当か』、田近亜蘭 著、集英社新書、2024年 わたしは上掲書みたいな医療や健康に関する読物をある程度定期的に読むよう心がけています。 なぜかというと、インターネットの普及にともない、われわれは以前よりも医療・健康情報に接しやすくなっており、ただし、情報には怪しげなも […]
2024年6月21日 / 最終更新日時 : 2024年6月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本654:『エビデンスを嫌う人たち:科学否定論者は何を考え、どう説得できるのか?』、リー・マッキンタイア 著、国書刊行会、2024年 タイトル内の英語「エビデンス」は証拠・根拠という意味で、上掲書においては「科学界の確固としたコンセンサス(P. 290)」「科学的事実(P. 356)」「科学で広く支持されている事実や証拠、合意(P. 361)」を指す言 […]
2023年11月15日 / 最終更新日時 : 2023年11月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本617:『日本の歪み』、養老孟司、茂木健一郎、東浩紀 著、講談社現代新書、2023年 養老氏(1937年生まれ)、茂木氏(1962年生まれ)、東氏(1971年生まれ)、わが国を代表する知性と言っても過言ではない識者3名が語り合った、中身が濃い時事・歴史鼎談です。 談話の根底に流れているものは「日本社会の歪 […]
2023年9月6日 / 最終更新日時 : 2023年9月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本603:『アメリカがカルトに乗っ取られた!』、町山智浩 著、文藝春秋、2022年 アメリカ合衆国に居住して「22年(pp.271)」になられる著者(1962年生まれ)。 現地での体験記をつぎつぎ日本で出版なさっています。「最近読んだ本555」 『アメリカがカルトに~』も、そのひとつ。 今回は「オカルト […]
2023年7月13日 / 最終更新日時 : 2023年7月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本591:『亜宗教:オカルト、スピリチュアル、疑似科学から陰謀論まで』、中村圭志 著、インターナショナル新書、2023年 上掲書のサブタイトルを目にしたとき、わたしは「一冊でこれほど幅広い話題を網羅するのは無理だろう」と感じました。 ところが、読んでみれば、きっちり網羅しているではないですか! しかも「この箇所で心理学のあの知見を書き込んだ […]
2022年9月26日 / 最終更新日時 : 2022年9月26日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本538:『鬱屈精神科医、占いにすがる』、春日武彦 著、河出文庫、2022年 精神科医でいらっしゃる春日氏(1951年生まれ)。 旺盛な執筆活動をなさっているかたです。 わたしの場合、以前、 春日武彦 著『ロマンティックな狂気は存在するか:狂気伝説の解体学』、大和書房(1993年) を読みました。 […]
2022年5月24日 / 最終更新日時 : 2022年5月24日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本511:『あなたもだまされている陰謀論とニセ科学』、左巻健男 著、ワニブックスPLUS新書、2022年 元・法政大学教授で理科教育や科学コミュニケーションがご専門の左巻氏(1949年生まれ)による、読みやすい啓蒙書です。 陰謀論とは、ある事件や出来事について、事実や一般に認められている説とは別に、世に隠された不正な謀略とか […]
2021年5月20日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本438 『なぜ科学者は平気でウソをつくのか:捏造と撤回の科学史』、小谷太郎 著、フォレスト出版、2021年。 全読者の心情を代弁いたします。 標題を目にすれば、ふつう、だれだって「科学者は本当に平気でウソをつくんだろうか」という […]
2020年11月18日 / 最終更新日時 : 2022年5月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本386 『なぜ、健康法は「効かない」のか?』、奥田昌子著、だいわ文庫、2020年。 京都大学大学院医学研究科で博士(医学)号を取得された内科医の奥田氏が、冷静に、かつ分りやすく、通説および迷信の過ちをご指摘くださいました。 本書 […]
2020年8月27日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本363 『発達障害のウソ:専門家、製薬会社、マスコミの罪を問う』、米田倫康著、扶桑社新書、2020年。 わたしは大学院で学んでいたころに、ある理論を考察する際、その理論を「支持する研究」「支持しない研究」両方に目をとおし、そうし […]
2019年12月23日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本302 『哲学嫌い:ポストモダンのインチキ』、小谷野敦著、秀和システム、2019年。 わたしが尊敬する小谷野氏(1962年生まれ)の新著です。 哲学はどのような学問であるのか、どのような学問であるべきなのかを、文学・文化論・宗教 […]
2019年6月27日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本261 『ルポ 人は科学が苦手:アメリカ「科学不信」の現場から』、三井誠著、光文社新書、2019年。 わたしはアメリカに住んでいたころ、テネシー州を訪ねたことがあります。 テネシー州はむかし(聖書にそぐわない)「進化論」を教えた […]