2024年6月21日 / 最終更新日時 : 2024年6月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本654:『エビデンスを嫌う人たち:科学否定論者は何を考え、どう説得できるのか?』、リー・マッキンタイア 著、国書刊行会、2024年 タイトル内の英語「エビデンス」は証拠・根拠という意味で、上掲書においては「科学界の確固としたコンセンサス(P. 290)」「科学的事実(P. 356)」「科学で広く支持されている事実や証拠、合意(P. 361)」を指す言 […]
2023年11月15日 / 最終更新日時 : 2023年11月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本617:『日本の歪み』、養老孟司、茂木健一郎、東浩紀 著、講談社現代新書、2023年 養老氏(1937年生まれ)、茂木氏(1962年生まれ)、東氏(1971年生まれ)、わが国を代表する知性と言っても過言ではない識者3名が語り合った、中身が濃い時事・歴史鼎談です。 談話の根底に流れているものは「日本社会の歪 […]
2023年9月6日 / 最終更新日時 : 2023年9月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本603:『アメリカがカルトに乗っ取られた!』、町山智浩 著、文藝春秋、2022年 アメリカ合衆国に居住して「22年(pp.271)」になられる著者(1962年生まれ)。 現地での体験記をつぎつぎ日本で出版なさっています。「最近読んだ本555」 『アメリカがカルトに~』も、そのひとつ。 今回は「オカルト […]
2023年7月13日 / 最終更新日時 : 2023年7月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本591:『亜宗教:オカルト、スピリチュアル、疑似科学から陰謀論まで』、中村圭志 著、インターナショナル新書、2023年 上掲書のサブタイトルを目にしたとき、わたしは「一冊でこれほど幅広い話題を網羅するのは無理だろう」と感じました。 ところが、読んでみれば、きっちり網羅しているではないですか! しかも「この箇所で心理学のあの知見を書き込んだ […]
2022年9月26日 / 最終更新日時 : 2022年9月26日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本538:『鬱屈精神科医、占いにすがる』、春日武彦 著、河出文庫、2022年 精神科医でいらっしゃる春日氏(1951年生まれ)。 旺盛な執筆活動をなさっているかたです。 わたしの場合、以前、 春日武彦 著『ロマンティックな狂気は存在するか:狂気伝説の解体学』、大和書房(1993年) を読みました。 […]
2022年5月24日 / 最終更新日時 : 2022年5月24日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本511:『あなたもだまされている陰謀論とニセ科学』、左巻健男 著、ワニブックスPLUS新書、2022年 元・法政大学教授で理科教育や科学コミュニケーションがご専門の左巻氏(1949年生まれ)による、読みやすい啓蒙書です。 陰謀論とは、ある事件や出来事について、事実や一般に認められている説とは別に、世に隠された不正な謀略とか […]
2021年5月20日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本438 『なぜ科学者は平気でウソをつくのか:捏造と撤回の科学史』、小谷太郎 著、フォレスト出版、2021年。 全読者の心情を代弁いたします。 標題を目にすれば、ふつう、だれだって「科学者は本当に平気でウソをつくんだろうか」という […]
2020年11月18日 / 最終更新日時 : 2022年5月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本386 『なぜ、健康法は「効かない」のか?』、奥田昌子著、だいわ文庫、2020年。 京都大学大学院医学研究科で博士(医学)号を取得された内科医の奥田氏が、冷静に、かつ分りやすく、通説および迷信の過ちをご指摘くださいました。 本書 […]
2020年8月27日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本363 『発達障害のウソ:専門家、製薬会社、マスコミの罪を問う』、米田倫康著、扶桑社新書、2020年。 わたしは大学院で学んでいたころに、ある理論を考察する際、その理論を「支持する研究」「支持しない研究」両方に目をとおし、そうし […]
2019年12月23日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本302 『哲学嫌い:ポストモダンのインチキ』、小谷野敦著、秀和システム、2019年。 わたしが尊敬する小谷野氏(1962年生まれ)の新著です。 哲学はどのような学問であるのか、どのような学問であるべきなのかを、文学・文化論・宗教 […]
2019年6月27日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本261 『ルポ 人は科学が苦手:アメリカ「科学不信」の現場から』、三井誠著、光文社新書、2019年。 わたしはアメリカに住んでいたころ、テネシー州を訪ねたことがあります。 テネシー州はむかし(聖書にそぐわない)「進化論」を教えた […]
2019年4月8日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本241 『カルト資本主義 増補版』、斎藤貴男著、ちくま文庫、2019年。 わたしはむかし、宴席で隣り合わせた初対面のかたから「万能微生物EM」に関する熱弁をお聞きしたことがあります。 その後、いつしか忘れていたのですが、上掲書に […]