『VRビジネスの衝撃:「仮想世界」が巨大マネーを生む』、新清士著、NHK出版新書、2016年。

VRとは「バーチャル・リアリティ」の略語で、「仮想現実」と訳され、おおまかにいえば「ゴーグルを通して参加する3次元の世界」のことです。

わたしは以前このVRを体験しました。
自分がアニメーションの世界に囲まれているかのような感じでした。
その中で、吊り橋を渡る際に、軽い恐怖をおぼえました。

上掲書の指摘では、日本語でバーチャルというと「実態がない仮想の」との意味合いになりますが、欧米でのバーチャルは「ほとんど実物の」というニュアンスになるそうです。

どちらがより適切なのかは分らないものの、わたしの体験は「ほとんど実物の」ほうでした。

本書の説明では、2016年は「VR元年」と呼ばれている由です。
関連技術が発達した結果、VRをビジネスで応用することが十分可能になった年であるからです。

VR関連ビジネスは2025年までに約12兆円市場になると見込まれているらしく、「この流れに乗り遅れてはいけない」とお考えの企業や関係者が多数いらっしゃるでしょう。

今後、VRビジネスがどのように展開してゆくのか、わたしには予測がつきません。

まずは「現実の世界でできることは、ほとんどバーチャルの世界でもできるようになる」と考えておくのが妥当ではないか、と思われます。

金原俊輔