2022年3月17日 / 最終更新日時 : 2022年3月17日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本495:『世界を震撼させた日本人:心を奮い立たせる日本の偉人』、門田隆将、高山正之 共著、SB新書、2022年 保守論客おふたりによる保守的な対談。 国の名を高からしめた日本人多数の話を語られています。 表題で顕示されている「世界を震撼させた」は大げさと言わざるを得ませんが、歴史上の偉人に関心がある向きは読んでおいたほうが良い、知 […]
2022年3月7日 / 最終更新日時 : 2022年3月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本490:『世界史の分岐点:激変する新世界秩序の読み方』、橋爪大三郎、佐藤優 共著、SB新書、2022年 橋爪氏(1948年生まれ)はおもに学界で、佐藤氏(1960年生まれ)はおもに出版界で、それぞれ活躍していらっしゃる知識人。 『世界史の分岐点』は両者の対談をまとめた読物でした。 橋爪氏の「まえがき」によれば、 とりあげる […]
2021年12月13日 / 最終更新日時 : 2021年12月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本478:『頭山満:アジア主義者の実像』、嵯峨隆 著、ちくま新書、2021年 わたしは頭山満(とうやま・みつる、1855~1944)に関して無知です。 ただ、明治時代をあつかった史籍では彼および(彼の所属先だった)玄洋社がしばしば語られ、いつしか、よくわからないままに「西郷隆盛の亜流?」という失礼 […]
2021年12月8日 / 最終更新日時 : 2021年12月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本477:『日本、遥かなり:エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』、門田隆将 著、角川文庫、2021年 海外で仕事をしたり勉強したりしている日本人が、現地で戦乱やクーデターに巻き込まれても、日本は国民を救出する具体的な活動をしない……。 上掲書は、わが国の国家としての存在意義が問われるほどの無残な状況を糾弾した、重い作品で […]
2021年11月24日 / 最終更新日時 : 2021年12月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本475:『平成史:昨日の世界のすべて』、與那覇潤 著、文藝春秋、2021年 若手歴史学者の與那覇氏(1979年生まれ)がまとめられた同時代史です。 平成期30年間があつかわれました。 西暦でいえば、1989年~2019年。 この30年のうち、上掲書では政治・文化の動きに紙幅が割かれています。 わ […]
2021年9月15日 / 最終更新日時 : 2024年2月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本466 『フォン・ノイマンの生涯』、ノーマン・マクレイ 著、ちくま学芸文庫、2021年。 ジョニー・フォン・ノイマン(1903~1957)は、ハンガリー生まれのユダヤ人。 第二次世界大戦の勃発前夜、アメリカ合衆国へ移り住み、以降 […]
2021年8月18日 / 最終更新日時 : 2021年8月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本460 『悪の処世術』、佐藤優 著、宝島社新書、2021年。 世界史に足跡をのこしている人物たち(故人であれ存命中であれ、全員が独裁者)の処世術を論じた本です。 計11名が取りあげられました。 佐藤氏(1960年生まれ)は旺盛な […]
2021年7月5日 / 最終更新日時 : 2021年7月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本450 『歴史なき時代に:私たちが失ったもの 取り戻すもの』、與那覇潤 著、朝日新書、2021年。 「つくづく歴史学というものが嫌になってしまった(pp.5)」とおっしゃる與那覇氏(1979年生まれ)。 お勤めだった大学も退職な […]
2021年7月5日 / 最終更新日時 : 2021年7月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本449 『明治の説得王・末松謙澄:言葉で日露戦争を勝利に導いた男』、山口謠司 著、インターナショナル新書、2021年。 わたしは末松謙澄(すえまつ・けんちょう、1855~1920)を名前だけ知っておりました。 しかし、なぜ知って […]
2021年6月9日 / 最終更新日時 : 2021年6月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本443 『手塚治虫とトキワ荘』、中川右介 著、集英社文庫、2021年。 20世紀初頭、パリのモンマルトルに「洗濯船」(バトー・ラヴォワール)と呼ばれる集合住宅があり、若き日のピカソ、ブラック、モディリアーニらが暮らしていたという […]
2021年5月27日 / 最終更新日時 : 2021年5月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本440 『四月七日の桜:戦艦「大和」と伊藤整一の最期』、中田整一 著、講談社文庫、2021年。 伊藤整一(1890~1945)は、海軍中将でした。 1944年(昭和19年)12月に第二艦隊司令長官となって戦艦「大和」に乗艦。 1 […]
2021年5月25日 / 最終更新日時 : 2021年5月26日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本439 『幣原喜重郎:国際協調の外政家から占領期の首相へ』、熊本史雄 著、中公新書、2021年。 幣原喜重郎(しではら・きじゅうろう、1872~1951)は、「大正末から昭和初期にかけて(pp.ii)」外交官として活躍し、また、 […]