2020年12月21日 / 最終更新日時 : 2020年12月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本392 『事実 vs 本能:目を背けたいファクトにも理由がある』、橘玲著、集英社文庫、2020年。 橘氏(1959年生まれ)は、自然科学および社会科学の各種研究書で得た知識を駆使しつつ現今の社会事象を論評する、というスタイルの執 […]
2020年11月5日 / 最終更新日時 : 2020年11月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本383 『「うつ」は炎症で起きる』、エドワード・ブルモア著、草思社文庫、2020年。 わたしのごとく凡庸な臨床心理学徒でさえ読書中たびたび感嘆の唸(うな)り声をあげた、知的刺激満杯の一冊でした。 非常に重要な内容です。 主旨は簡 […]
2020年8月27日 / 最終更新日時 : 2020年8月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本363 『発達障害のウソ:専門家、製薬会社、マスコミの罪を問う』、米田倫康著、扶桑社新書、2020年。 わたしは大学院で学んでいたころに、ある理論を考察する際、その理論を「支持する研究」「支持しない研究」両方に目をとおし、そうし […]
2020年8月11日 / 最終更新日時 : 2020年8月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本360 『うつ病九段:プロ棋士が将棋を失くした一年間』、先崎学著、文春文庫、2020年。 知人が上掲書を高く評価していたので興味をおぼえ、わたしも読みました。 たしかに佳作でした。 うつ病の「苦しさ」「治りにくさ」「治るまでの行 […]
2020年3月5日 / 最終更新日時 : 2020年3月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本318 『スマホ依存から脳を守る』、中山秀紀著、朝日新書、2020年。 最も注意しなければいけないことは、スマホやオンラインゲームの「無限性」です。やっても、やっても、またやれる。(中略)やめるきっかけが無くなってしまうのです。 […]
2019年10月4日 / 最終更新日時 : 2019年10月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本289 『ルポ 平成ネット犯罪』、渋井哲也著、ちくま新書、2019年。 渋井氏(1969年生まれ)はジャーナリストでいらっしゃり、これまでインターネット問題および若者たちの自殺に関する本を書かれてきたそうです。 今回のご著書では […]
2019年9月30日 / 最終更新日時 : 2019年10月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本287 『やめられない:ギャンブル地獄からの生還』、帚木蓬生著、集英社文庫、2019年。 上掲書の前半は、ギャンブルなかでもパチンコやスロットに嵌(は)まってしまい、どうにも抜けられなくなった人々のエピソード集でした。 鬼気迫る […]
2019年9月5日 / 最終更新日時 : 2019年9月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本277 『人生の正解』、勢古浩爾著、幻冬舎新書、2019年。 わたしはかつて、同じ著者(1947年生まれ)の、 『結論で読む人生論』、草思社文庫(2014年) を読み、たいそう刺激を受けました。 それで、このたびも「おっ」と思っ […]
2019年6月13日 / 最終更新日時 : 2019年6月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本255 『性と欲望の中国』、安田峰俊著、文春新書、2019年。 あらゆる生物全般にとって、性(=生殖)は最も重要な欲求だが、人類の場合は性を通じて身体的快楽や精神面での幸福感を得たいという、より高次の欲求が存在している。(中略) […]
2019年6月7日 / 最終更新日時 : 2019年6月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本253 『トークンエコノミービジネスの教科書』、高榮郁著、KADOKAWA、2019年。 2019年5月3日の『長崎新聞』に「独自の『社内通貨』健康支援」という見出しで、ロート製薬の取り組みが紹介されていました。 ロートの健康コ […]
2019年5月30日 / 最終更新日時 : 2019年5月30日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本251 『天才と発達障害』、岩波明著、文春新書、2019年。 天才は医学や心理学にとって古くからの研究対象です。 これまで多数の専門文献が出ており、海外においては、 チェザレ・ロンブロオゾオ著『天才論』、改造社(1930年) が […]
2019年3月7日 / 最終更新日時 : 2019年4月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本228 『科学と非科学:その正体を探る』、中屋敷均著、講談社現代新書、2019年。 農学者でいらっしゃる著者(1964年生まれ)が、科学的な正しさとは何なのか、科学に存在意義はあるのか、などの疑義を提起したのち、じっくり検討して […]