2023年2月9日 / 最終更新日時 : 2023年8月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本563:『テロルの原点:安田善次郎暗殺事件』、中島岳志 著、新潮文庫、2023年 わたしは、いつか、明治時代および大正時代の実業家・安田善次郎(1838~1921)に関する知識を得たいと思っていたのですが、機会をつくれないまま、安田を語った評伝に目をとおすより先に、彼を暗殺した人物の話を読む次第となり […]
2023年2月8日 / 最終更新日時 : 2023年2月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本562:『ずばり池波正太郎』、里中哲彦 著、文春文庫、2023年 「よくまあ、こんな良い本に出会えたもんだ!」と満悦することが、読書の喜びの一部をなしています。 わたしにとっての『ずばり池波正太郎』は、まさしくその種の感慨を催される読物でした。 池波正太郎(1923~1990)。 昭和 […]
2023年2月1日 / 最終更新日時 : 2023年2月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本561:『太陽の男 石原慎太郎伝』、猪瀬直樹 著、中央公論新社、2023年 過去、卒読した猪瀬氏(1946年生まれ)の著書は、一冊だけです。 猪瀬直樹 著『ミカドの肖像』、新潮文庫(1992年) 力作でした。 その後は氏の作品を手にする機会がなく、ただ、当方、石原慎太郎(1932~2022)に淡 […]
2023年1月31日 / 最終更新日時 : 2023年2月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本560:『成長戦略は台湾に学べ:日本人が知らない隣人の実力』、御堂裕実子 著、かんき出版、2023年 著者の御堂氏(1979年生まれ)は「日本と台湾の企業を繋ぐコンサルタント(pp.4)」としてご活躍中のかたです。 台湾の諸事情を熟知されており、上掲書で台湾ビジネスの現況や台湾文化あれこれをくわしく紹介してくださいました […]
2023年1月27日 / 最終更新日時 : 2023年1月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本559:『年をとったら驚いた!』、嵐山光三郎 著、ちくま文庫、2022年 著者(1942年生まれ)は多才なかたで、当方が若かったころ、編集者・文筆家・芸能人として活躍しておられました。 上掲の『年をとったら驚いた!』原著ご執筆時は、72歳だった由(2023年1月現在は、81歳)。 高齢期をむか […]
2023年1月24日 / 最終更新日時 : 2023年1月25日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本558:『香港少年 燃ゆ』、西谷格 著、小学館、2022年 2019年から2020年にかけて香港で起こった大規模なデモ。 『香港少年~』は、そのデモに参加していた15歳の香港人少年を、わが国出身のルポライター西谷氏(1981年生まれ)が数年間にわたり取材した、政治ノンフィクション […]
2023年1月20日 / 最終更新日時 : 2023年1月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本557:『ドーパミン中毒』、アンナ・レンブケ 著、新潮新書、2022年 ドーパミンは、人が意欲をもったり快感をおぼえたりすることに関与している脳内ホルモンで、近年話題となり、別称の「幸せホルモン」なる語でも知られています。 米国スタンフォード大学教授でいらっしゃる精神科医レンブケ氏(1967 […]
2023年1月18日 / 最終更新日時 : 2023年1月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本556:『対論 1968』、笠井潔、絓秀実 共著、集英社新書、2022年 笠井氏(1948年生まれ)は、わたしにとって和光大学の先輩にあたるかたで、お会いしたことこそないものの、氏の論壇や文壇におけるご活躍を誇らしく受けとめています。 絓氏(1949年生まれ)に関しては、つねづね、その桁外れな […]
2022年12月23日 / 最終更新日時 : 2023年8月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本555:『引き裂かれるアメリカ:銃、中絶、選挙、政教分離、最高裁の暴走』、町山智浩、BS朝日「町山智浩のアメリカの今を知るTV」制作チーム 著、SB新書、2022年 テレビ番組での町山氏(1962年生まれ)の発言を整理し、新書にした読物。 ご発言は、おもに藤谷文子氏(1979年生まれ)を相方に、展開なさっています。 わたしは当初、藤谷氏がどなたなのか分らなかったのですが、やがて「ハリ […]
2022年12月21日 / 最終更新日時 : 2022年12月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本554:『ウクライナ戦争と米中対立:帝国主義に逆襲される世界』、峯村健司、小泉悠、鈴木一人、村野将、小野田治、細谷雄一 著、幻冬舎新書、2022年 ロシア連邦は、2022年2月、隣接するウクライナへ軍事侵攻を開始しました。 そしてまもなく1年が経とうとしています。 このできごとの呼称は今のところ完全には統一されておらず、メディアや個人によってまちまちなのですが、上掲 […]
2022年12月13日 / 最終更新日時 : 2022年12月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本553:『一冊に名著100冊がギュッと詰まった凄い本』、大岡玲 著、講談社、2022年 これは、大岡氏(1958年生まれ)が『日刊ゲンダイ』紙で約3年半連載なさった随筆を、新書化したものです。 小説・マンガ・ノンフィクション・学術書といったあらゆる領域の本、全100冊、に対するコメント。 100冊の著者たち […]
2022年12月12日 / 最終更新日時 : 2022年12月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本552:『天才たちの未来予測図』、高橋弘樹 編著、マガジンハウス新書、2022年 天才的な頭脳のもちぬしが政治または社会設計に携わる例として、2022年現在でしたら、台湾のデジタル発展部部長(日本の大臣に相当)オードリー・タン氏(1981年生まれ)が、思い浮かびます。 古くは、ドイツでワイマール公国の […]