2024年12月11日 / 最終更新日時 : 2024年12月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本671:『その医療情報は本当か』、田近亜蘭 著、集英社新書、2024年 わたしは上掲書みたいな医療や健康に関する読物をある程度定期的に読むよう心がけています。 なぜかというと、インターネットの普及にともない、われわれは以前よりも医療・健康情報に接しやすくなっており、ただし、情報には怪しげなも […]
2024年8月7日 / 最終更新日時 : 2024年8月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本661:『天才たちのインテリジェンス』、佐藤優 著、ポプラ新書、2024年 作家および評論家として活躍されている佐藤氏(1960年生まれ)が現代の「天才たち」10名をゲストに迎え、語り合った対談集です。 登場人物を職業別で見ると、最多だったのは学界に身を置くかたがた、ほかに、漫画家・小説家・臨床 […]
2024年4月9日 / 最終更新日時 : 2024年4月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本644:『創作者の体感世界:南方熊楠から米津玄師まで』、横道誠 著、光文社新書、2024年 京都府立大学准教授の横道氏(1979年生まれ)は、文学・当事者研究がご専門です。 京都大学で文学博士の学位を取得されました。 ご自身が「発達障害者(pp.4)」であることから「筆者が内側から体験した世界の表明(pp.33 […]
2024年2月16日 / 最終更新日時 : 2024年3月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本634:『心の病気はどう治す?』、佐藤光展 著、講談社現代新書、2024年 上掲書は、 精神医療界のオールスターチームによるメンタルヘルス向上のためのガイドブックです。回復に役立つ知識から社会的課題を解消するヒントまで、ありったけの情報を盛り込みました。(pp.3) 読んでみると、引用文どおりの […]
2023年11月15日 / 最終更新日時 : 2023年11月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本617:『日本の歪み』、養老孟司、茂木健一郎、東浩紀 著、講談社現代新書、2023年 養老氏(1937年生まれ)、茂木氏(1962年生まれ)、東氏(1971年生まれ)、わが国を代表する知性と言っても過言ではない識者3名が語り合った、中身が濃い時事・歴史鼎談です。 談話の根底に流れているものは「日本社会の歪 […]
2023年7月13日 / 最終更新日時 : 2023年7月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本591:『亜宗教:オカルト、スピリチュアル、疑似科学から陰謀論まで』、中村圭志 著、インターナショナル新書、2023年 上掲書のサブタイトルを目にしたとき、わたしは「一冊でこれほど幅広い話題を網羅するのは無理だろう」と感じました。 ところが、読んでみれば、きっちり網羅しているではないですか! しかも「この箇所で心理学のあの知見を書き込んだ […]
2023年4月11日 / 最終更新日時 : 2023年4月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本571:『職場のメンタルヘルス・マネジメント:産業医が教える考え方と実践』、川村孝 著、ちくま新書、2023年 こんな種類の本の執筆は容易ではないでしょう。 なぜかといえば、専門家(本書の場合、産業医・保健師・産業カウンセラーのかたがた)あるいは現場ご担当者(総務部・人事部・安全衛生委員会のかたがた)が知らないような話を書くと、一 […]
2023年3月6日 / 最終更新日時 : 2023年3月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本565:『スマホはどこまで脳を壊すか』、榊浩平 著、朝日新書、2023年 気鋭の脳科学者でいらっしゃる榊氏(1989年生まれ)が、さまざまなデータを交えつつ、スマホそしてインターネットやゲームの害悪を論じられました。 スマホだのネットだのゲームだのはよろしくないだろうというのは多くの人々が何と […]
2023年1月20日 / 最終更新日時 : 2023年1月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本557:『ドーパミン中毒』、アンナ・レンブケ 著、新潮新書、2022年 ドーパミンは、人が意欲をもったり快感をおぼえたりすることに関与している脳内ホルモンで、近年話題となり、別称の「幸せホルモン」なる語でも知られています。 米国スタンフォード大学教授でいらっしゃる精神科医レンブケ氏(1967 […]
2022年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年7月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本520:『ルポ 池袋アンダーワールド』、中村淳彦、花房観音 共著、大洋図書、2022年 わたしは昨今、東京へ出張した折には池袋駅東口側のビジネスホテル「ホテル グランドシティ」を定宿とするようになりました。 同ホテルが安く、清潔、朝食は豪華、周辺に飲食店がひしめき、大型書店「ジュンク堂」や大型新古書店「ブッ […]
2022年6月20日 / 最終更新日時 : 2022年6月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本517:『小さな町の精神科の名医が教える メンタルを強くする食習慣』、飯塚浩 著、アチーブメント出版、2022年 精神科クリニックの院長でいらっしゃる飯塚氏(1967年生まれ)が執筆された本です。 前半50ページほどは専門的で難しかったのですが、やがて読みやすくなりました。 種々の栄養素や食べ物が心身に良いと紹介してくださっていて、 […]
2022年3月16日 / 最終更新日時 : 2022年3月16日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本494:『自己肯定感ハラスメント』、辻秀一 著、フォレスト2545新書、2022年 日本では、人々のさまざまな言動にハラスメントの語をくっつけ、「〇〇ハラ」と略して問題視することが流行中です。 その結果、〇〇ハラと呼ばれる行為が増え、現在いくつの〇〇ハラが存在しているのか、ほとんど把握できなくなってしま […]