2021年7月5日 / 最終更新日時 : 2021年7月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本450 『歴史なき時代に:私たちが失ったもの 取り戻すもの』、與那覇潤 著、朝日新書、2021年。 「つくづく歴史学というものが嫌になってしまった(pp.5)」とおっしゃる與那覇氏(1979年生まれ)。 お勤めだった大学も退職な […]
2021年7月1日 / 最終更新日時 : 2021年7月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本448 『コロナと無責任な人たち』、適菜収 著、祥伝社新書、2021年。 新型コロナ下にあって不適切な言動をした我が国の政治家・評論家諸氏をあげつらう、辛口の人物評でした。 適菜氏(1975年生まれ)はこうした非難を軽妙に記述す […]
2021年6月10日 / 最終更新日時 : 2021年6月10日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本444 『バカに唾をかけろ』、呉智英 著、小学館新書、2021年。 わたしは自分が無知・無学である事実を知っています。 知ってはいるものの、ふだん、それを意識しないで生活。 しかるに、呉氏(1946年生まれ)の評論を読むつど、氏 […]
2020年12月21日 / 最終更新日時 : 2020年12月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本392 『事実 vs 本能:目を背けたいファクトにも理由がある』、橘玲著、集英社文庫、2020年。 橘氏(1959年生まれ)は、自然科学および社会科学の各種研究書で得た知識を駆使しつつ現今の社会事象を論評する、というスタイルの執 […]
2020年8月6日 / 最終更新日時 : 2020年8月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本358 『愛国心:日本、台湾 我がふたつの祖国への直言』、金美齢著、ワニブックスPLUS新書、2020年。 金氏(1934年生まれ)は、台湾台北市ご出身の女性。 台湾独立をめざし奔走されてきた活動家であるうえ、論客としても高名な […]
2020年6月22日 / 最終更新日時 : 2020年6月22日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本344 『大和魂のゆくえ』、島田裕巳著、インターナショナル新書、2020年。 オウム真理教に関するご発言で悪評ふんぷんたる島田氏(1953年生まれ)。 わたしは「どのようなものをお書きになるかたなのか」と、興味本位で上掲書を読み […]
2020年5月21日 / 最終更新日時 : 2020年5月22日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本334 『日本文化の核心:「ジャパン・スタイル」を読み解く』、松岡正剛著、講談社現代新書、2020年。 哲学・評論・編集・写真・書画・俳句・ビジネスなど、多方面で活躍しておられる松岡氏(1944年生まれ)。 上記のすべてに流れて […]
2020年4月23日 / 最終更新日時 : 2020年4月23日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本329 『僕が批評家になったわけ』、加藤典洋著、岩波現代文庫、2020年。 高名な評論家だった加藤氏(1948~2019)。 けれども、わたしはこれまで氏の著作を読んだことがありませんでした。 昔年、 映画『地獄の黙示録』、フラ […]
2020年4月9日 / 最終更新日時 : 2020年4月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本326 『歴史がおわるまえに』、與那覇潤著、AKISHOBO、2019年。 若手歴史学者による、やや専門色が濃い一般書です。 前半は歴史および現代に関する対談、後半は主として書評・人物評でした。 最初に、與那覇氏(1979年生ま […]
2019年12月23日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本302 『哲学嫌い:ポストモダンのインチキ』、小谷野敦著、秀和システム、2019年。 わたしが尊敬する小谷野氏(1962年生まれ)の新著です。 哲学はどのような学問であるのか、どのような学問であるべきなのかを、文学・文化論・宗教 […]
2019年5月13日 / 最終更新日時 : 2019年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本248 『平成批評:日本人はなぜ目覚めなかったのか』、福田和也著、角川新書、2019年。 福田氏(1960年生まれ)は、どの著作においても圧倒的な教養と忌憚のない意見を表出されるかたで、わたしが尊敬する評論家のおひとりです。 最 […]
2019年4月19日 / 最終更新日時 : 2019年4月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本245 『父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない』、橋本治著、朝日新書、2019年。 橋本氏(1948~2019)は20歳代から頭角をあらわし、70歳で鬼籍に入られるまで言論活動をおつづけになった、文芸の才人です。 わたしはお […]