2023年8月3日 / 最終更新日時 : 2023年8月5日 Shunsuke_Kanahara コラム メンタルヘルス情報16:精神科・心療内科・神経内科 メンタルの調子が悪いため病院受診を検討しても、精神科・心療内科・神経内科のうちのどれを訪ねるのが妥当なのか、分らないかたがいらっしゃるでしょう。 そこで、これより、それぞれの違いを説明します。 精神科は、心の病気を診断・ […]
2023年8月2日 / 最終更新日時 : 2023年8月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本595:『母という呪縛 娘という牢獄』、齊藤彩 著、講談社、2022年 異様で、やるせなく、不快感すら生じる、重たい犯罪ノンフィクションです。 実母の髙崎妙子氏(仮名)に医学部医学科入学を強要されたひとり娘あかり氏(仮名)は、進学校を卒業後、9年間の浪人生活をおくりました。 けっきょく医学科 […]
2023年7月27日 / 最終更新日時 : 2023年7月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本594:『教育は遺伝に勝てるか?』、安藤寿康 著、朝日新書、2023年 行動遺伝学者の安藤氏(1958年生まれ)。 かつて、氏の、 安藤寿康 著『心はどのように遺伝するか:双生児が語る新しい遺伝観』、講談社ブルーバックス(2000年) を読み、研究に地道に取り組まれているお姿に接し、頭が下が […]
2023年7月19日 / 最終更新日時 : 2023年7月19日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本593:『百年の女:『婦人公論』が見た大正、昭和、平成』、酒井順子 著、中公文庫、2023年 成功作と感じました。 わたしが上掲書は成功していると判断した理由を、これより3点あげさせていただき、そののち、3点にからめながら読後感を綴(つづ)ります。 (1)『婦人公論』創刊年である1916年(大正5年)から、201 […]
2023年7月18日 / 最終更新日時 : 2023年7月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだマンガ27:『たそがれ優作・1』、安倍夜郎 作画、幻冬舎コミックス、2023年 わたしは安倍氏(1963年生まれ)の、 安倍夜郎 作画『深夜食堂』シリーズ、小学館(2007年~ ) が好きなため、同氏による本書『たそがれ優作』も迷わず求めました。 主人公・北見優作は、 ドラマや映画で よく見かける顔 […]
2023年7月14日 / 最終更新日時 : 2023年7月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本592:『直木賞をとれなかった名作たち』、小谷野敦 著、筑摩書房、2023年 1935年(昭和10年)に始まり、現在まで毎年2回ずつ、名作と見なされた「大衆文学の長篇または短篇集(pp.15)」の作者に贈呈される直木賞。 上掲書は、同賞受賞をなしとげられなかった作家や作品のうち、小谷野氏(1962 […]
2023年7月13日 / 最終更新日時 : 2023年7月15日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本591:『亜宗教:オカルト、スピリチュアル、疑似科学から陰謀論まで』、中村圭志 著、インターナショナル新書、2023年 上掲書のサブタイトルを目にしたとき、わたしは「一冊でこれほど幅広い話題を網羅するのは無理だろう」と感じました。 ところが、読んでみれば、きっちり網羅しているではないですか! しかも「この箇所で心理学のあの知見を書き込んだ […]
2023年7月12日 / 最終更新日時 : 2023年7月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本590:『シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店』、シルヴィア・ビーチ 著、河出文庫、2023年 わたしはいつか上掲書を読みたいと思っていました。 「最近読んだ本584」 そうしたところ、このたび新たに文庫版が発刊されたので、さっそく入手した次第です。 著者シルヴィア・ビーチ(1887~1962)はアメリカ合衆国生ま […]
2023年7月11日 / 最終更新日時 : 2023年7月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本589:『マスコミはエセ評論家ばかり』、加地伸行 著、WAC、2023年 中国哲学史・中国古典学を専攻された、大阪大学名誉教授の加地氏(1936年生まれ)。 わたしはこれまで氏のご著書を2冊読みました。 「最近読んだ本203」 「最近読んだ本234」 マスコミ業界に身を置いている特定の人々の無 […]
2023年7月6日 / 最終更新日時 : 2023年7月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本588:『貧困女子の世界』、中村淳彦 編著、宝島SUGOI文庫、2023年 上掲書は、中村氏(1972年生まれ)が過去に出版なさったルポルタージュ3冊をご自身で再編集し、1冊におまとめになったものです。 3冊のうち、わたしは、 中村淳彦 著『新型コロナと貧困女子』、宝島社新書(2020年) を読 […]
2023年7月5日 / 最終更新日時 : 2023年7月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本587:『「低学歴国」ニッポン』、日本経済新聞社 編、日経プレミアシリーズ、2023年 日本教育界の深刻な混迷を語り、それが産業の停滞や研究力の低下にもおよんでいると指摘した作品です。 教育にまつわる諸問題を縦横に俯瞰してくださっていて、おかげで、読者がいろいろ考えさせられる内容でした。 たとえば、大学入試 […]
2023年7月4日 / 最終更新日時 : 2023年7月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本586:『定年前と定年後の働き方:サードエイジを生きる思考』、石山恒貴 著、光文社新書、2023年 これまで「定年したのち、人々はどんな生きかたをしてゆけば良いのか?」という問題を考察した本があまた出版されています。 「最近読んだ本82」 「最近読んだ本181」 「最近読んだ本491」 わたしは若かったころ、 加藤仁 […]