2023年1月27日 / 最終更新日時 : 2023年1月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本559:『年をとったら驚いた!』、嵐山光三郎 著、ちくま文庫、2022年 著者(1942年生まれ)は多才なかたで、当方が若かったころ、編集者・文筆家・芸能人として活躍しておられました。 上掲の『年をとったら驚いた!』原著ご執筆時は、72歳だった由(2023年1月現在は、81歳)。 高齢期をむか […]
2023年1月24日 / 最終更新日時 : 2023年1月25日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本558:『香港少年 燃ゆ』、西谷格 著、小学館、2022年 2019年から2020年にかけて香港で起こった大規模なデモ。 『香港少年~』は、そのデモに参加していた15歳の香港人少年を、わが国出身のルポライター西谷氏(1981年生まれ)が数年間にわたり取材した、政治ノンフィクション […]
2023年1月20日 / 最終更新日時 : 2023年1月20日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本557:『ドーパミン中毒』、アンナ・レンブケ 著、新潮新書、2022年 ドーパミンは、人が意欲をもったり快感をおぼえたりすることに関与している脳内ホルモンで、近年話題となり、別称の「幸せホルモン」なる語でも知られています。 米国スタンフォード大学教授でいらっしゃる精神科医レンブケ氏(1967 […]
2023年1月18日 / 最終更新日時 : 2023年1月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本556:『対論 1968』、笠井潔、絓秀実 共著、集英社新書、2022年 笠井氏(1948年生まれ)は、わたしにとって和光大学の先輩にあたるかたで、お会いしたことこそないものの、氏の論壇や文壇におけるご活躍を誇らしく受けとめています。 絓氏(1949年生まれ)に関しては、つねづね、その桁外れな […]
2022年12月23日 / 最終更新日時 : 2023年8月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本555:『引き裂かれるアメリカ:銃、中絶、選挙、政教分離、最高裁の暴走』、町山智浩、BS朝日「町山智浩のアメリカの今を知るTV」制作チーム 著、SB新書、2022年 テレビ番組での町山氏(1962年生まれ)の発言を整理し、新書にした読物。 ご発言は、おもに藤谷文子氏(1979年生まれ)を相方に、展開なさっています。 わたしは当初、藤谷氏がどなたなのか分らなかったのですが、やがて「ハリ […]
2022年12月21日 / 最終更新日時 : 2022年12月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本554:『ウクライナ戦争と米中対立:帝国主義に逆襲される世界』、峯村健司、小泉悠、鈴木一人、村野将、小野田治、細谷雄一 著、幻冬舎新書、2022年 ロシア連邦は、2022年2月、隣接するウクライナへ軍事侵攻を開始しました。 そしてまもなく1年が経とうとしています。 このできごとの呼称は今のところ完全には統一されておらず、メディアや個人によってまちまちなのですが、上掲 […]
2022年12月13日 / 最終更新日時 : 2022年12月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本553:『一冊に名著100冊がギュッと詰まった凄い本』、大岡玲 著、講談社、2022年 これは、大岡氏(1958年生まれ)が『日刊ゲンダイ』紙で約3年半連載なさった随筆を、新書化したものです。 小説・マンガ・ノンフィクション・学術書といったあらゆる領域の本、全100冊、に対するコメント。 100冊の著者たち […]
2022年12月12日 / 最終更新日時 : 2022年12月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本552:『天才たちの未来予測図』、高橋弘樹 編著、マガジンハウス新書、2022年 天才的な頭脳のもちぬしが政治または社会設計に携わる例として、2022年現在でしたら、台湾のデジタル発展部部長(日本の大臣に相当)オードリー・タン氏(1981年生まれ)が、思い浮かびます。 古くは、ドイツでワイマール公国の […]
2022年12月8日 / 最終更新日時 : 2022年12月10日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本551:『歴史はなぜ必要なのか:「脱歴史時代」へのメッセージ』、南塚信吾、小谷汪之、木畑洋一 編、岩波書店、2022年 個人的に、あまり感心しない内容の読物でした。 納得できない箇所や文章がいくつもあったせいでそう思ったのですが、以下、納得できなかった記述のうちから4つを選び、説明します。 まず、第1番目。 副題にも入れているほど「脱歴史 […]
2022年12月6日 / 最終更新日時 : 2022年12月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本550:『老年の読書』、前田速夫 著、新潮社、2022年 高年齢である人々に、老いや死を考察したいろいろな本を紹介する、いぶし銀的な書評集です。 著者の前田氏(1944年生まれ)は、本書ご執筆時、76歳でいらっしゃいました(2022年現在は78歳)。 私ぐらいの年になると、深夜 […]
2022年12月5日 / 最終更新日時 : 2022年12月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本549:『「アマゾンおケイ」の肖像』、小川和久 著、集英社インターナショナル、2022年 室町時代に編纂された『閑吟集』(1518年)の中に、 何せうぞ くすんで 一期(いちご)は夢よ ただ狂へ という小歌があります。 これは人生哲学を詠(よ)んだ歌だ、いや、性愛賛美だ、と文言の解釈は一定でないのですが、わた […]
2022年11月29日 / 最終更新日時 : 2022年11月30日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本548:『オレンジ色の悪魔は 教えずに育てる:やる気と可能性を120%引き出す奇跡の指導法』、田中宏幸 著、ダイヤモンド社、2021年 「オレンジ色の悪魔」とは、マーチングの強豪・京都橘高等学校吹奏楽部につけられた愛称です。 名称は(中略)いつ誰が付けたのかは不詳とされています。(pp.223) オレンジ色ユニフォーム姿の部員たちが非常に完成度の高いパフ […]