2024年4月3日 / 最終更新日時 : 2024年4月3日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本643:『バカ老人たちよ!』、勢古浩爾 著、夕日新書、2024年 わたしはこれまで勢古氏(1947年生まれ)のご著書をかなり読んできました。 「最近読んだ本74」 「最近読んだ本277」 率直なご意見に溜飲が下がる場合が多く、また、社会認識が深まる話題も豊富だったからです。 インテリっ […]
2024年1月9日 / 最終更新日時 : 2024年1月10日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本626:『他人が幸せに見えたら深夜の松屋で牛丼を食え』、裏モノJAPAN編集部 編、鉄人文庫、2023年 読書をしていると、当初それほど期待感はなかったのに読んでみたら快作だった、こんな邂逅が少なからずあります。 わたしにとって『他人が幸せに見えたら深夜の松屋で牛丼を食え』はそうした一冊でした。 月刊誌『裏モノJAPAN』が […]
2023年11月30日 / 最終更新日時 : 2023年11月30日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本621:『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』、田村耕太郎 著、朝日文庫、2023年 けっして悪い本ではないのですが……。 早稲田大学をご卒業後、慶應義塾大学の大学院および海外の複数の大学院で学ばれ、東京大学にも所属したのち、参議院議員になられたり、シンガポールやアメリカ合衆国の大学で教壇に立たれたり、な […]
2023年8月28日 / 最終更新日時 : 2023年8月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本600:『元ヤクザ弁護士』、諸橋仁智 著、彩図社、2023年 諸橋氏(1976年生まれ)は、約10年間ヤクザだった時期があり、背中に刺青も入れているそうなのですが、更生し、司法試験に合格され、いまは弁護士としてご活躍中です。 その体験記が上掲書でした。 ヤクザ稼業にもいろいろな種類 […]
2023年7月4日 / 最終更新日時 : 2023年7月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本586:『定年前と定年後の働き方:サードエイジを生きる思考』、石山恒貴 著、光文社新書、2023年 これまで「定年したのち、人々はどんな生きかたをしてゆけば良いのか?」という問題を考察した本があまた出版されています。 「最近読んだ本82」 「最近読んだ本181」 「最近読んだ本491」 わたしは若かったころ、 加藤仁 […]
2023年1月27日 / 最終更新日時 : 2023年1月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本559:『年をとったら驚いた!』、嵐山光三郎 著、ちくま文庫、2022年 著者(1942年生まれ)は多才なかたで、当方が若かったころ、編集者・文筆家・芸能人として活躍しておられました。 上掲の『年をとったら驚いた!』原著ご執筆時は、72歳だった由(2023年1月現在は、81歳)。 高齢期をむか […]
2022年12月6日 / 最終更新日時 : 2022年12月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本550:『老年の読書』、前田速夫 著、新潮社、2022年 高年齢である人々に、老いや死を考察したいろいろな本を紹介する、いぶし銀的な書評集です。 著者の前田氏(1944年生まれ)は、本書ご執筆時、76歳でいらっしゃいました(2022年現在は78歳)。 私ぐらいの年になると、深夜 […]
2022年12月5日 / 最終更新日時 : 2022年12月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本549:『「アマゾンおケイ」の肖像』、小川和久 著、集英社インターナショナル、2022年 室町時代に編纂された『閑吟集』(1518年)の中に、 何せうぞ くすんで 一期(いちご)は夢よ ただ狂へ という小歌があります。 これは人生哲学を詠(よ)んだ歌だ、いや、性愛賛美だ、と文言の解釈は一定でないのですが、わた […]
2022年10月18日 / 最終更新日時 : 2022年10月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本542:『人生はそれでも続く』、読売新聞社会部「あれから」取材班 著、新潮新書、2022年 物事には「その後」があります。(pp.3) 読売新聞社のチームは上記の発想のもと、 過去の新聞記事や関係資料を丹念に調べ、「ぜひこの人に話を聞いてみたい」という人物を探す。関係者にアプローチして、その人物にたどり着く。そ […]
2022年5月18日 / 最終更新日時 : 2022年5月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本509:『人生百年の教養』、亀山郁夫 著、講談社現代新書、2022年 ロシア文学者として高名な亀山氏(1949年生まれ)ですが、わたしの場合、氏の著書を読むのは今回が初めてでした。 「教養」こそが、一世紀の時を創造的に生きる、唯一かつ最高の道であると私は考えています。(pp.11) 「人生 […]
2022年3月23日 / 最終更新日時 : 2022年3月23日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本496:『ほいきた、トシヨリ生活』、中野翠 著、文春文庫、2022年 書店にて本書を見かけた際、わたしは「トシヨリだなんて自虐的な」と思いました。 中野氏(1946年生まれ)は若いころから旺盛な文筆活動をなさっており、しかも瑞々しい感性が特長の随想が多いため、同氏の著作を読みつづけてきたわ […]
2022年3月10日 / 最終更新日時 : 2023年7月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本491:『定年後の遊び方:心理学からのアプローチ』、赤井誠生 著、毎日新聞出版、2022年 〇 勤労者が定年後の生活にたいし不安をおぼえるのはなぜ? 〇 定年した人々にとって遊びは大事な活動か? 〇 退職後、刺激が乏しい日々を過ごしたら、当人はどうなってしまう? 〇 定年退職者が何かに興味をもち興味を持続させる […]