2023年1月27日 / 最終更新日時 : 2023年1月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本559:『年をとったら驚いた!』、嵐山光三郎 著、ちくま文庫、2022年 著者(1942年生まれ)は多才なかたで、当方が若かったころ、編集者・文筆家・芸能人として活躍しておられました。 上掲の『年をとったら驚いた!』原著ご執筆時は、72歳だった由(2023年1月現在は、81歳)。 高齢期をむか […]
2022年12月6日 / 最終更新日時 : 2022年12月6日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本550:『老年の読書』、前田速夫 著、新潮社、2022年 高年齢である人々に、老いや死を考察したいろいろな本を紹介する、いぶし銀的な書評集です。 著者の前田氏(1944年生まれ)は、本書ご執筆時、76歳でいらっしゃいました(2022年現在は78歳)。 私ぐらいの年になると、深夜 […]
2022年12月5日 / 最終更新日時 : 2022年12月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本549:『「アマゾンおケイ」の肖像』、小川和久 著、集英社インターナショナル、2022年 室町時代に編纂された『閑吟集』(1518年)の中に、 何せうぞ くすんで 一期(いちご)は夢よ ただ狂へ という小歌があります。 これは人生哲学を詠(よ)んだ歌だ、いや、性愛賛美だ、と文言の解釈は一定でないのですが、わた […]
2022年10月18日 / 最終更新日時 : 2022年10月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本542:『人生はそれでも続く』、読売新聞社会部「あれから」取材班 著、新潮新書、2022年 物事には「その後」があります。(pp.3) 読売新聞社のチームは上記の発想のもと、 過去の新聞記事や関係資料を丹念に調べ、「ぜひこの人に話を聞いてみたい」という人物を探す。関係者にアプローチして、その人物にたどり着く。そ […]
2022年5月18日 / 最終更新日時 : 2022年5月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本509:『人生百年の教養』、亀山郁夫 著、講談社現代新書、2022年 ロシア文学者として高名な亀山氏(1949年生まれ)ですが、わたしの場合、氏の著書を読むのは今回が初めてでした。 「教養」こそが、一世紀の時を創造的に生きる、唯一かつ最高の道であると私は考えています。(pp.11) 「人生 […]
2022年3月23日 / 最終更新日時 : 2022年3月23日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本496:『ほいきた、トシヨリ生活』、中野翠 著、文春文庫、2022年 書店にて本書を見かけた際、わたしは「トシヨリだなんて自虐的な」と思いました。 中野氏(1946年生まれ)は若いころから旺盛な文筆活動をなさっており、しかも瑞々しい感性が特長の随想が多いため、同氏の著作を読みつづけてきたわ […]
2022年3月10日 / 最終更新日時 : 2022年3月10日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本491:『定年後の遊び方:心理学からのアプローチ』、赤井誠生 著、毎日新聞出版、2022年 〇 勤労者が定年後の生活にたいし不安をおぼえるのはなぜ? 〇 定年した人々にとって遊びは大事な活動か? 〇 退職後、刺激が乏しい日々を過ごしたら、当人はどうなってしまう? 〇 定年退職者が何かに興味をもち興味を持続させる […]
2021年11月4日 / 最終更新日時 : 2021年11月22日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本473:『独身偉人伝』、長山靖生 著、新潮新書、2021年 独身者にとっての理想、あるいは社会にとっての理想の独身者モデルは、ないものでしょうか。本書は積極的に、独身だからこそ自分らしく生き抜いた人々を取りあげました。その精神と戦略を学びたいと思ったからです。(pp.199) 長 […]
2021年10月12日 / 最終更新日時 : 2021年10月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本469 『最後の読書』、津野海太郎 著、新潮文庫、2021年。 津野氏(1938年生まれ)は、わが母校・和光大学の教授でいらしたそうです。 わたしは在学中、氏の講義を受けた記憶がないですし、お名前も存じておりませんでした。 ご生 […]
2021年7月9日 / 最終更新日時 : 2021年7月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本452 『知らないと損をする 男の礼儀作法』、諏内えみ 著、SB新書、2021年。 この種の本は滅多に読みませんが、読んでみると、たしかに有用です。 いくつか例をあげましょう。 洋食のレストランで食事が運ばれる前や食事中、そして […]
2021年5月31日 / 最終更新日時 : 2021年5月31日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本441 『57歳で婚活したらすごかった』、石神賢介 著、新潮新書、2021年。 石神氏(1962年生まれ)は、離婚歴をおもちで、ながらく独身、とはいえ再婚願望はずっとあった由でした。 コロナ禍によって、「結婚したい」願望は「結婚 […]
2020年12月1日 / 最終更新日時 : 2020年12月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本389 『生と死をめぐる断想』、岸本葉子著、中公文庫、2020年。 著者(1961年生まれ)は人気のエッセイストで、しかしながら2001年に「がん治療(pp.15)」をお受けになりました。 四十でがんになり、生死のことはより差し […]