2022年8月23日 / 最終更新日時 : 2022年8月24日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本530:『無恥の恥』、酒井順子 著、文春文庫、2022年 わたしが初めて読んだ酒井氏(1966年生まれ)の本は、 酒井順子 著『テレビってやつは』、マガジンハウス(1991年) です。 当時20代だった著者の若々しい才能に感心させられましたが、得意ジャンルがナンシー関氏(196 […]
2022年7月7日 / 最終更新日時 : 2022年7月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本521:『よくも言ってくれたよな』、中川淳一郎 著、新潮新書、2022年 上掲書は日本社会に対する「時事批評(pp.7)」で、基本テーマは「コロナ騒動(pp.5)」。 わたしは中川氏(1973年生まれ)の著作をこれまで読んだことがなく、お名前も今回初めて知りました。 読了し、氏はおもしろい話題 […]
2022年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年7月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本520:『ルポ 池袋アンダーワールド』、中村淳彦、花房観音 共著、大洋図書、2022年 わたしは昨今、東京へ出張した折には池袋駅東口側のビジネスホテル「ホテル グランドシティ」を定宿とするようになりました。 同ホテルが安く、清潔、朝食は豪華、周辺に飲食店がひしめき、大型書店「ジュンク堂」や大型新古書店「ブッ […]
2022年6月23日 / 最終更新日時 : 2022年6月23日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本518:『人類は何を失いつつあるのか』、山極寿一、関野吉晴 共著、朝日文庫、2022年 霊長類学および人類学を研究していらっしゃる山極氏(1952年生まれ)。 探検家で医師の関野氏(1949年生まれ)。 上掲書は、お二人がそれぞれの専門領域における知見を踏まえ、人間さらには世界に関し対談をおこなったものです […]
2022年3月16日 / 最終更新日時 : 2022年3月16日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本494:『自己肯定感ハラスメント』、辻秀一 著、フォレスト2545新書、2022年 日本では、人々のさまざまな言動にハラスメントの語をくっつけ、「〇〇ハラ」と略して問題視することが流行中です。 その結果、〇〇ハラと呼ばれる行為が増え、現在いくつの〇〇ハラが存在しているのか、ほとんど把握できなくなってしま […]
2022年2月22日 / 最終更新日時 : 2022年2月22日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本487:『切腹考:鷗外先生とわたし』、伊藤比呂美 著、文春文庫、2022年 上掲書の表題と副題を目にした人は、ふつう、 森鷗外 著『堺事件』(1914年) を思い浮かべるのではないでしょうか? わたしは思い浮かべました。 『堺事件』は実話に基づく歴史小説で、多数の武士の切腹が扱われているためヒリ […]
2021年11月24日 / 最終更新日時 : 2021年12月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本475:『平成史:昨日の世界のすべて』、與那覇潤 著、文藝春秋、2021年 若手歴史学者の與那覇氏(1979年生まれ)がまとめられた同時代史です。 平成期30年間があつかわれました。 西暦でいえば、1989年~2019年。 この30年のうち、上掲書では政治・文化の動きに紙幅が割かれています。 わ […]
2021年11月1日 / 最終更新日時 : 2021年11月22日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本472:『無理ゲー社会』、橘玲 著、小学館新書、2021年 標題内にある「無理ゲー」とは「攻略不可能なゲーム(pp.10)」の意。 橘氏(1959年生まれ)は、攻略するのがきわめて難しい現代社会に、人々が「同意なく参加させられている(pp.10)」のではないか、それは「とてつもな […]
2021年8月23日 / 最終更新日時 : 2021年8月23日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本461 『おじさん酒場 増補新版』、山田真由美 著、ちくま文庫、2021年。 文筆業のみならず小料理屋経営もなさっている著者(1971年生まれ)。 関東・関西の酒場をめぐり、来店中のおじさんたちを観察し温かく批評なさるいっぽう、 […]
2021年8月3日 / 最終更新日時 : 2021年8月3日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本455 『青春ドラマ夢伝説:「俺たちシリーズ」などとTVドラマの黄金時代』、岡田晋吉 著、ちくま文庫、2021年。 岡田氏(1935年生まれ)は「日本テレビ」所属のプロデューサーでした。 『青春とはなんだ』(1965年) 『進め […]
2021年7月13日 / 最終更新日時 : 2021年7月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本454 『文部科学省:揺らぐ日本の教育と学術』、青木栄一 著、中公新書、2021年。 全官庁における文部科学省の位置づけはどの程度なのか? 有力な政治家が文部科学大臣に任命されるのか? 文部科学省には東大卒・京大卒の職員が多数在 […]
2021年7月9日 / 最終更新日時 : 2021年7月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本452 『知らないと損をする 男の礼儀作法』、諏内えみ 著、SB新書、2021年。 この種の本は滅多に読みませんが、読んでみると、たしかに有用です。 いくつか例をあげましょう。 洋食のレストランで食事が運ばれる前や食事中、そして […]