2022年8月18日 / 最終更新日時 : 2022年8月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本529:『ロシアよ、我が名を記憶せよ』、八木荘司 著、新潮文庫、2022年 明治時代の海軍軍人、広瀬武夫中佐(1868~1904)。 日露戦争の最中に戦死した人物です。 わたしは彼のことを、 司馬遼太郎 著『坂の上の雲』、文藝春秋(1972年) で、初めて知りました(子どもだったころ、今は亡き父 […]
2022年8月17日 / 最終更新日時 : 2022年8月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本528:『朝日新聞政治部』、鮫島浩 著、講談社、2022年 上掲書は、元・朝日新聞記者の鮫島氏(1971年生まれ)による、ご自身のミスが原因の「『吉田調書』事件(pp.269)」を解説した、「『失敗談』の集大成(pp.19)」です。 「吉田調書」とは、2011年の東日本大震災で生 […]
2022年8月16日 / 最終更新日時 : 2022年8月16日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本527:『この国の戦争:太平洋戦争をどう読むか』、奥泉光、加藤陽子 共著、河出新書、2022年 作家の奥泉氏(1956年生まれ)そして歴史学者でいらっしゃる加藤氏(1960年生まれ)が、太平洋戦争および戦争前後の日本の政治状況について対談なさった、学術的かつ重厚な本です。 わたしはこれを読みつつ、教養というものに思 […]
2022年8月9日 / 最終更新日時 : 2022年8月10日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本526:『フィンランドは今日も平常運転』、芹澤桂 著、だいわ文庫、2022年 アメリカ合衆国に住んでいたころ、友人から「日本とフィンランドって、ちょっと似ているよね」と言われたことがあります。 想定外のコメントだったうえ、当時のわたしがフィンランドに関してもっていた知識は「ムーミン」や「サウナ」程 […]
2022年8月8日 / 最終更新日時 : 2022年8月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本525:『土曜はカフェ・チボリで』、内山純 著、創元推理文庫、2022年 ふとミステリーを読みたくなり、上掲書を選びました。 選んだ理由。 50年ほど前、長崎市に「チボリ」という喫茶店(カフェ)があって、そこで働いていらしたウェイトレスさんに熱をあげたわたしは、せっせとお店に通い、毎回遠目から […]
2022年8月5日 / 最終更新日時 : 2022年8月14日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本524:『ペリー日本遠征随行記』、サミュエル・ウェルズ・ウィリアムズ 著、講談社学術文庫、2022年 明治期よりも前、少なからぬ数の外国人が本邦に入国し滞在しました。 訪日した人々のうちで、最も日本史に影響をおよぼした人物はだれかといえば、おそらくマシュー・ペリー(1794~1858)でしょう。 次点は、フランシスコ・ザ […]
2022年7月29日 / 最終更新日時 : 2022年7月31日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本523:『決戦! 株主総会:ドキュメント LIXIL 死闘の8カ月』、秋場大輔 著、文藝春秋、2022年 日本の住宅設備機器メーカーであるLIXILグループ。 傘下に約270社のグループ会社を抱え、150以上の国と地域で商品やサービスを提供している。2022年3月期の売上高は1兆4285億円、従業員は全世界で約6万人にのぼる […]
2022年7月21日 / 最終更新日時 : 2023年8月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本522:『対テロ工作員になった私:「ごく普通の女子学生」がCIAにスカウトされて』、トレイシー・ワルダー 著、ジェシカ・アニャ・ブラウ 編、原書房、2022年 米国カリフォルニア州の南カリフォルニア大学で歴史学を専攻していたワルダー氏(1978年生まれ)。 当初は教員志望だったものの、大学のキャンパスで開かれた就職説明会に参加し、「中央情報局と書かれたボール紙の名札を置いた、閑 […]
2022年7月7日 / 最終更新日時 : 2022年7月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本521:『よくも言ってくれたよな』、中川淳一郎 著、新潮新書、2022年 上掲書は日本社会に対する「時事批評(pp.7)」で、基本テーマは「コロナ騒動(pp.5)」。 わたしは中川氏(1973年生まれ)の著作をこれまで読んだことがなく、お名前も今回初めて知りました。 読了し、氏はおもしろい話題 […]
2022年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年7月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本520:『ルポ 池袋アンダーワールド』、中村淳彦、花房観音 共著、大洋図書、2022年 わたしは昨今、東京へ出張した折には池袋駅東口側のビジネスホテル「ホテル グランドシティ」を定宿とするようになりました。 同ホテルが安く、清潔、朝食は豪華、周辺に飲食店がひしめき、大型書店「ジュンク堂」や大型新古書店「ブッ […]
2022年6月29日 / 最終更新日時 : 2022年6月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本519:『NHKスペシャル取材班、「デジタルハンター」になる』、NHKミャンマープロジェクト 著、講談社現代新書、2022年 ロシアがウクライナ東部へ軍事侵攻した2022年2月以降、世界の耳目はウクライナに集まっています。 重大事なので当然とはいえ、その結果、ウイグル、チベット、内モンゴル、香港、ミャンマー、アフガニスタン、などに向けられていた […]
2022年6月23日 / 最終更新日時 : 2022年6月23日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本518:『人類は何を失いつつあるのか』、山極寿一、関野吉晴 共著、朝日文庫、2022年 霊長類学および人類学を研究していらっしゃる山極氏(1952年生まれ)。 探検家で医師の関野氏(1949年生まれ)。 上掲書は、お二人がそれぞれの専門領域における知見を踏まえ、人間さらには世界に関し対談をおこなったものです […]