2023年7月5日 / 最終更新日時 : 2023年7月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本587:『「低学歴国」ニッポン』、日本経済新聞社 編、日経プレミアシリーズ、2023年 日本教育界の深刻な混迷を語り、それが産業の停滞や研究力の低下にもおよんでいると指摘した作品です。 教育にまつわる諸問題を縦横に俯瞰してくださっていて、おかげで、読者がいろいろ考えさせられる内容でした。 たとえば、大学入試 […]
2023年7月4日 / 最終更新日時 : 2023年7月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本586:『定年前と定年後の働き方:サードエイジを生きる思考』、石山恒貴 著、光文社新書、2023年 これまで「定年したのち、人々はどんな生きかたをしてゆけば良いのか?」という問題を考察した本があまた出版されています。 「最近読んだ本82」 「最近読んだ本181」 「最近読んだ本491」 わたしは若かったころ、 加藤仁 […]
2023年7月4日 / 最終更新日時 : 2023年7月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本585:『大胆推理! ケンミン食のなぜ』、阿古真理 著、亜紀書房、2023年 阿古氏(1968年生まれ)のご職業は、 「生活史研究家」となっているが、肩書は、紀行文やエッセイもたまには書きたい、と「作家」もつけている。(pp.170) ご企図どおりに「食べものから地域の文化や歴史を考えるエッセイ( […]
2023年6月30日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本584:『編集者の読書論:面白い本の見つけ方、教えます』、駒井稔 著、光文社新書、2023年 現役の雑誌編集者でいらっしゃる駒井氏(1956年生まれ)が、編集者として堪能し、そして職業的な影響をお受けになられた、国内外の書籍多数を紹介した一冊。 書籍紹介だけでなく、著名人たちによる読書論も紹介されています。 たと […]
2023年6月7日 / 最終更新日時 : 2023年6月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本583:『日本の死角』、現代ビジネス 編、講談社現代新書、2023年 現代日本に存する諸事象・諸問題、それらは、災害時の避難先に避難所の機能を有していない体育館が選ばれがちな件、「個性的」は若者が忌避する表現である件、夫婦の死後離婚および別墓が増加中の件、糖質制限ダイエットのためお米が悪者 […]
2023年6月2日 / 最終更新日時 : 2023年6月2日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本582:『時代を創った怪物たち』、島地勝彦 著、知的生きかた文庫、2023年 島地氏(1941年生まれ)は、2008年まで、集英社『週刊プレイボーイ』誌の編集長を務められていたそうです。 退任後、エッセイを書いたり、ご自分のバーを経営したり、なさっている由。 豊かな教養をおもちのかたで、『時代を創 […]
2023年6月1日 / 最終更新日時 : 2023年6月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本581:『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである:コロナ禍「名店再訪」から「保守再起動」へ』、福田和也 著、河出書房新社、2023年 わたしは長らく福田氏(1960年生まれ)のご著書を愛読してきました。 今回ひさしぶりに同氏の新作を見つけ、購入したのですが、著者近影を見て驚愕。 氏があまりにもお瘦せになっており、むかしの面影がないのです。 体重は30キ […]
2023年5月26日 / 最終更新日時 : 2023年5月26日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本580:『2016年の週刊文春』、柳澤健 著、光文社未来ライブラリー、2023年 著者の柳澤氏(1960年生まれ)は、元『週刊文春』編集部員で、2023年現在、フリーのノンフィクションライターをなさっているかたです。 『2016年の週刊文春』。 ご自分の古巣を描いた社史みたいな展開の読物であり、195 […]
2023年5月25日 / 最終更新日時 : 2023年5月25日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本579:『国難のインテリジェンス』、佐藤優 著、新潮新書、2023年 上掲書は、博覧強記の著述家である佐藤氏(1960年生まれ)が「高度な学知や芸術的才能を現実に生かす類い稀な才能を持った人々(pp.5)」全14名と対談した、「知的刺激に富む(pp.5)」作品です。 数学、土木工学、人口学 […]
2023年5月19日 / 最終更新日時 : 2023年5月19日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本578:『大谷翔平とベーブ・ルース:2人の偉業とメジャーの変遷』、AKI猪瀬 著、角川新書、2023年 わたしがアメリカ合衆国に住んでいた時代、野茂英雄投手(1968年生まれ)がメジャーリーグにやってきて活躍しだし、野球好きな一般のアメリカ人だけでなく、日系アメリカ人をも熱狂させました。 そのころ、わたしには親しい日系のか […]
2023年5月12日 / 最終更新日時 : 2023年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本577:『幕末明治 鬼才列伝』、出久根達郎 著、草思社文庫、2023年 二宮金次郎(1787~1856) 天田愚庵(1854~1904) 幸田露伴(1867~1947) 江戸時代から明治時代にかけて活躍した「鬼才」たちを紹介した本で、上記の3名が主たる登場者です。 ほかにも、3名と交流があっ […]
2023年5月10日 / 最終更新日時 : 2023年5月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本576:『酒場學校の日々:フムフム・グビグビ・たまに文學』、金井真紀 著、ちくま文庫、2023年 詩人・草野心平(1903~1988)が、1960年、東京にて開いた酒場「學校」。 彼の没後も関係者らの後押しがあり存続できていたものの、とうとう、2013年に閉店しました。 上掲書はその「學校」で5年ほど働かれた金井氏( […]