2022年11月21日 / 最終更新日時 : 2022年11月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本547:『アンネ・フランクの密告者:最新の調査技術が解明する78年目の真実』、ローズマリー・サリヴァン 著、ハーパーコリンズ・ジャパン、2022年 『アンネの日記』で有名な、アンネ・フランク(1929~1945)。 第二次世界大戦中、ナチスの占領下に置かれたオランダで、ユダヤ人の十代の少女が両親、姉、一家と親しくしていた何人かと共に、二年以上のあいだアムステルダムの […]
2022年11月11日 / 最終更新日時 : 2022年11月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本546:『強権的指導者の時代:民主主義を脅かす世界の新潮流』、ギデオン・ラックマン 著、日本経済新聞出版、2022年 各国における現役の「強権的指導者」18名の人柄や政治手法を論じた本です。 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、中国の習近平総書記、といった誰もが知る面々が語られたいっぽ […]
2022年11月9日 / 最終更新日時 : 2022年11月9日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本545:『邱飯店交遊録:私が招いた友人たち』、邱永漢 著、中公文庫、2022年 邱永漢(きゅう・えいかん、1924~2012)は、台湾生まれで、日本へ帰化し、作家および実業家として活躍した男性です。 東京帝国大学経済学部ご卒業。 作家の部分を語ると、1956年の直木賞受賞後、経営や投資に関する本の執 […]
2022年10月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月31日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本544:『司馬遼太郎の時代:歴史と大衆教養主義』、福間良明 著、中公新書、2022年 歴史小説家・司馬遼太郎(1923~1996)が発表した作品を、彼の経歴や存命中の社会背景に照らし合わせながら解説した本です。 なぜ多くの作品が読者に受け入れられたのか、作品において不十分だった点は何か、に関し精査がなされ […]
2022年10月26日 / 最終更新日時 : 2022年10月30日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本543:『台湾に何が起きているのか』、福島香織 著、PHP新書、2022年 東アジアの歴史・政治を熟知されている福島氏(1967年生まれ)が、2022年9月現在における、台湾および周辺諸国の情勢をまとめられました。 いまの台湾は、いつ、なにが起こっても、不思議ではない状況に置かれています。 なに […]
2022年10月18日 / 最終更新日時 : 2022年10月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本542:『人生はそれでも続く』、読売新聞社会部「あれから」取材班 著、新潮新書、2022年 物事には「その後」があります。(pp.3) 読売新聞社のチームは上記の発想のもと、 過去の新聞記事や関係資料を丹念に調べ、「ぜひこの人に話を聞いてみたい」という人物を探す。関係者にアプローチして、その人物にたどり着く。そ […]
2022年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本541:『満映秘史:栄華、崩壊、中国映画草創』、石井妙子、岸富美子 共著、角川新書、2022年 満映とは「満洲映画協会の略称(pp.95)」です。 むかし日本が中国で強引に建国した満洲国(現在、遼寧省・吉林省・黒竜江省の3省)にありました。 甘粕正彦(1891~1945)が理事長だった会社として有名。 甘粕は、19 […]
2022年10月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本540:『論語清談』、西部邁、福田和也 共著、木村岳雄 監修、草思社、2022年 わたしは『論語』自体には関心が薄いものの、福田氏(1960年生まれ)の愛読者であるので、上掲書を購入しました。 西部氏(1939~2018)と福田氏の座談に、ときどき木村氏(1963年生まれ)が加わり、孔子(紀元前551 […]
2022年9月29日 / 最終更新日時 : 2022年9月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本539:『そば学大全:日本と世界のソバ食文化』、俣野敏子 著、講談社学術文庫、2022年 2002年に刊行された書籍が、20年後のこのほど、文庫本になりました。 著者は、京都大学大学院で農学博士号を取得なさった、信州大学名誉教授・俣野氏(1932~2020)。 蕎麦に関して専門家の中の専門家といえる存在でいら […]
2022年9月26日 / 最終更新日時 : 2022年9月26日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本538:『鬱屈精神科医、占いにすがる』、春日武彦 著、河出文庫、2022年 精神科医でいらっしゃる春日氏(1951年生まれ)。 旺盛な執筆活動をなさっているかたです。 わたしの場合、以前、 春日武彦 著『ロマンティックな狂気は存在するか:狂気伝説の解体学』、大和書房(1993年) を読みました。 […]
2022年9月21日 / 最終更新日時 : 2022年9月23日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本537:『戦時下のノーサイド:大学ラグビー部員たちの生と死』、早坂隆 著、さくら舎、2022年 戦時下において(中略)若きラガーマンたちは何を考え、いかなる人生を歩んでいったのか。そして、ラグビーに別れを告げて戦地に赴き、命を散らした若者たちの生涯とは何であったのか。(pp.5) 大学ラグビーで活躍した選手たちが日 […]
2022年9月14日 / 最終更新日時 : 2022年9月14日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本536:『読書の裏側:千夜千冊エディション』、松岡正剛 著、角川文庫、2022年 猛獣が肉に食らいつき咀嚼して全栄養を吸収するかのように、松岡氏(1944年生まれ)は本に食らいつき咀嚼され内容を吸収なさいます。 その読書量および知識の幅広さは現代日本最高峰レベル、ただただ感服のほかありません。 上掲書 […]