2024年9月6日 / 最終更新日時 : 2024年9月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本665:『2028年 街から書店が消える日』、小島俊一 著、プレジデント社、2024年 読書愛好家たちは、書籍類が売れなくなっている昨今、地元の本屋さんがすべて姿を消してしまうのではないかという不安を抱えています。 わたしもそのひとり。 とはいえ、わずか4年後に不安が現実化する可能性は予想していませんでした […]
2024年7月12日 / 最終更新日時 : 2024年7月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本657:『キリンを作った男:マーケティングの天才・前田仁の生涯』、永井隆 著、新潮文庫、2024年 前田仁(1950~2020)は、山梨県生まれ、大阪府育ち、1973年に関西学院大学を卒業しました。 その年、キリンビールに入社し、爾来、同社で活躍。 人口に膾炙(かいしゃ)する業績は、ビール「一番搾(しぼ)り」、発泡酒「 […]
2024年5月28日 / 最終更新日時 : 2024年5月31日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本652:『黄金の刻:小説 服部金太郎』、楡周平 著、集英社文庫、2024年 楡氏(1957年生まれ)は和光大学を卒業していらっしゃり、したがって、わが同窓生です。 ご本名は存じません。 1955年生まれである当方と世代が近いので、おそらく彼とわたしのどちらもが在学していた時期に学生食堂や喫茶室や […]
2024年2月27日 / 最終更新日時 : 2024年2月28日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本636:『あっぱれ! 日本の新発明:世界を変えるイノベーション』、ブルーバックス探検隊 著、ブルーバックス、2024年 若かったころ講談社のブルーバックス・シリーズには大変お世話になりました。 現在、わが手元に残っている最も古いブルーバックス書は、 関寛治、犬田充、吉村融 著『行動科学入門:社会科学の新しい核心』、ブルーバックス(1970 […]
2023年11月30日 / 最終更新日時 : 2023年11月30日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本621:『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』、田村耕太郎 著、朝日文庫、2023年 けっして悪い本ではないのですが……。 早稲田大学をご卒業後、慶應義塾大学の大学院および海外の複数の大学院で学ばれ、東京大学にも所属したのち、参議院議員になられたり、シンガポールやアメリカ合衆国の大学で教壇に立たれたり、な […]
2023年11月8日 / 最終更新日時 : 2023年11月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本614:『これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話:イノベーションとジェンダー』、カトリーン・キラス=マルサル 著、河出書房新社、2023年 勉強になりました。 勉強になったというよりも、自分の周囲をこれまでとは違った視点で眺めることに役立った……こちらの表現のほうが適切かもしれません。 世界のいろいろな事物は主に白人男性の需要に合わせられている、女性や非白人 […]
2023年10月17日 / 最終更新日時 : 2023年10月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本611:『トラブル回避のために知っておきたい ハラスメント言いかえ事典』、山藤祐子 監修、朝日新聞出版、2021年 ある発言はハラスメントと見なされるのかどうか? 監修者(1968年生まれ)は、 ・「ハラスメントに該当する言葉(pp.12)」=「アウト(pp.12)」 ・「相手を不快にしたり、傷つけたりする要注意な言葉(pp.12)」 […]
2023年10月16日 / 最終更新日時 : 2023年10月16日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本610:『職場のハラスメント対策 Q & A』、森謙司 著、経済法令、2020年 上掲書は、セクシャルハラスメント・パワーハラスメント・マタニティハラスメントをおもな対象とし、それらの態様、種々の調査結果、防止策、関連法律、被害者への法的支援、などを解説したものです。 読みやすく参考になる実用書でした […]
2023年10月10日 / 最終更新日時 : 2023年10月10日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本608:『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した:潜入・最低賃金労働の現場』、ジェームズ・ブラッドワース 著、光文社未来ライブラリー、2022年 ため息をつきながら読了しました。 イギリスにおける低所得者たちの重苦しい現実を紹介したドキュメンタリー。 ジャーナリストのブラッドワース氏が、身分を隠し、アマゾンやウーバーなどで働いた体験を綴(つづ)った作品です。 まっ […]
2023年7月4日 / 最終更新日時 : 2023年7月4日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本586:『定年前と定年後の働き方:サードエイジを生きる思考』、石山恒貴 著、光文社新書、2023年 これまで「定年したのち、人々はどんな生きかたをしてゆけば良いのか?」という問題を考察した本があまた出版されています。 「最近読んだ本82」 「最近読んだ本181」 「最近読んだ本491」 わたしは若かったころ、 加藤仁 […]
2023年4月25日 / 最終更新日時 : 2023年4月25日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本573:『2050年のメディア』、下山進 著、文春文庫、2023年 下山氏(1962年生まれ)はノンフィクション作家です。 上掲書にて「インターネット普及後の、メディアがさらに大きく揺れ動く激動の時代の変容を、読売新聞、日経、ヤフーを主軸に(pp.542)」お書きになりました。 内容を大 […]
2023年4月11日 / 最終更新日時 : 2023年4月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本571:『職場のメンタルヘルス・マネジメント:産業医が教える考え方と実践』、川村孝 著、ちくま新書、2023年 こんな種類の本の執筆は容易ではないでしょう。 なぜかといえば、専門家(本書の場合、産業医・保健師・産業カウンセラーのかたがた)あるいは現場ご担当者(総務部・人事部・安全衛生委員会のかたがた)が知らないような話を書くと、一 […]