2024年6月12日 / 最終更新日時 : 2024年6月12日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本653:『航西日記:パリ万国博見聞録 現代語訳』、渋沢栄一、杉浦譲 共著、講談社学術文庫、2024年 徳川昭武(1853~1910)に随行してヨーロッパ各国を回った渋沢栄一(1840~1931)と杉浦譲(1835~1877)の紀行文です。 徳川昭武は、時の将軍・徳川慶喜(1837~1913)の弟。 慶喜は幕府使節団をパリ […]
2024年1月11日 / 最終更新日時 : 2024年1月11日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本627:『だからタイはおもしろい:暮らしてわかったタイ人の「素の顔」』、髙田胤臣 著、光文社新書、2023年 髙田氏(1977年生まれ)は20年以上タイ王国に滞在され、2024年現在、首都バンコクに住んでいらっしゃいます。 奥様はタイ人の由。 そういうタイのあれこれを知悉しているかたが、「微笑みの国(pp.12)」「日本人には暮 […]
2023年9月20日 / 最終更新日時 : 2023年9月23日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本606:『トルコ怪獣記』、高野秀行 著、河出文庫、2023年 「未知動物(pp.10)」のことを和製英語で「UMA(pp.10)」と呼びます。 本書は、ノンフィクション作家の高野氏(1966年生まれ)が、お仲間と一緒にトルコ東部のワン湖に潜むといわれている「ジャナワール(pp.12 […]
2023年8月29日 / 最終更新日時 : 2023年8月29日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本601:『戦国秘史秘伝:天下人、海賊、忍者と一揆の時代』、藤田達生 著、小学館新書、2023年 史学者で三重大学副学長の藤田氏(1958年生まれ)が、これまで種々の媒体に寄稿された歴史随筆・歴史小論類を集めた、アンソロジーです。 この本、テーマに整合性がなかったとまでは言わないものの、各部各章のつながりが弱く、あれ […]
2023年7月4日 / 最終更新日時 : 2023年7月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本585:『大胆推理! ケンミン食のなぜ』、阿古真理 著、亜紀書房、2023年 阿古氏(1968年生まれ)のご職業は、 「生活史研究家」となっているが、肩書は、紀行文やエッセイもたまには書きたい、と「作家」もつけている。(pp.170) ご企図どおりに「食べものから地域の文化や歴史を考えるエッセイ( […]
2022年10月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月31日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本544:『司馬遼太郎の時代:歴史と大衆教養主義』、福間良明 著、中公新書、2022年 歴史小説家・司馬遼太郎(1923~1996)が発表した作品を、彼の経歴や存命中の社会背景に照らし合わせながら解説した本です。 なぜ多くの作品が読者に受け入れられたのか、作品において不十分だった点は何か、に関し精査がなされ […]
2022年8月5日 / 最終更新日時 : 2022年8月14日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本524:『ペリー日本遠征随行記』、サミュエル・ウェルズ・ウィリアムズ 著、講談社学術文庫、2022年 明治期よりも前、少なからぬ数の外国人が本邦に入国し滞在しました。 訪日した人々のうちで、最も日本史に影響をおよぼした人物はだれかといえば、おそらくマシュー・ペリー(1794~1858)でしょう。 次点は、フランシスコ・ザ […]
2022年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年7月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本520:『ルポ 池袋アンダーワールド』、中村淳彦、花房観音 共著、大洋図書、2022年 わたしは昨今、東京へ出張した折には池袋駅東口側のビジネスホテル「ホテル グランドシティ」を定宿とするようになりました。 同ホテルが安く、清潔、朝食は豪華、周辺に飲食店がひしめき、大型書店「ジュンク堂」や大型新古書店「ブッ […]
2022年1月25日 / 最終更新日時 : 2022年1月25日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本483:『「五足の靴」をゆく:明治の修学旅行』、森まゆみ 著、集英社文庫、2021年 1907年(明治40年)、 与謝野鉄幹(1873~1935) は、4人の若者とともに約1か月間、九州地方を旅行しました。 4人とは、 木下杢太郎(1885~1945) 北原白秋(1885~1942) 平野萬里(1 […]
2021年9月3日 / 最終更新日時 : 2021年9月3日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本464 『日本全国津々うりゃうりゃ:仕事逃亡編』、宮田珠己 著、幻冬舎文庫、2021年。 随筆家でいらっしゃる宮田氏(1964年生まれ、男性)が国内あちこちをお訪ねになり、訪ねた際の見聞を一冊にまとめた、肩がこらない旅行譚です。 […]
2021年5月7日 / 最終更新日時 : 2021年5月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本432 『食べるぞ! 世界の地元メシ』、岡崎大五 著、講談社文庫、2021年。 岡崎氏(1962年生まれ)は、青年時代にバックパッカーとしてタイ・ネパール・インドネシア・マレーシアなどを放浪、やがて海外旅行専門の添乗員となられ、 […]
2021年1月27日 / 最終更新日時 : 2021年1月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本402 『美麗島プリズム紀行』、乃南アサ著、集英社、2020年。 美麗島(びれいとう)とは、台湾の古称。 『美麗島プリズム紀行』は、作家の乃南氏(1960年生まれ)が台湾へ旅行し、現地で体験した事柄をまとめられた作品です。 台湾 […]