2023年1月18日 / 最終更新日時 : 2023年1月18日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本556:『対論 1968』、笠井潔、絓秀実 共著、集英社新書、2022年 笠井氏(1948年生まれ)は、わたしにとって和光大学の先輩にあたるかたで、お会いしたことこそないものの、氏の論壇や文壇におけるご活躍を誇らしく受けとめています。 絓氏(1949年生まれ)に関しては、つねづね、その桁外れな […]
2022年10月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本540:『論語清談』、西部邁、福田和也 共著、木村岳雄 監修、草思社、2022年 わたしは『論語』自体には関心が薄いものの、福田氏(1960年生まれ)の愛読者であるので、上掲書を購入しました。 西部氏(1939~2018)と福田氏の座談に、ときどき木村氏(1963年生まれ)が加わり、孔子(紀元前551 […]
2022年8月23日 / 最終更新日時 : 2022年8月24日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本530:『無恥の恥』、酒井順子 著、文春文庫、2022年 わたしが初めて読んだ酒井氏(1966年生まれ)の本は、 酒井順子 著『テレビってやつは』、マガジンハウス(1991年) です。 当時20代だった著者の若々しい才能に感心させられましたが、得意ジャンルがナンシー関氏(196 […]
2022年7月7日 / 最終更新日時 : 2022年7月7日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本521:『よくも言ってくれたよな』、中川淳一郎 著、新潮新書、2022年 上掲書は日本社会に対する「時事批評(pp.7)」で、基本テーマは「コロナ騒動(pp.5)」。 わたしは中川氏(1973年生まれ)の著作をこれまで読んだことがなく、お名前も今回初めて知りました。 読了し、氏はおもしろい話題 […]
2022年5月13日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本507:『美しくないゆえに美しい女たち』、小谷野敦 著、二見書房、2021年 とくに美貌ではないけれども、美貌以外の何らかの要素が働いて美しく見える、そういうタイプの人々について考察した本です。 考察の対象となったのは全159名。 ほとんどが女性でしたが、歌舞伎の女形役者も少なからず含まれていまし […]
2021年8月27日 / 最終更新日時 : 2021年8月27日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本463 『偉い人ほどすぐ逃げる』、武田砂鉄 著、文藝春秋、2021年。 武田氏(1982年生まれ)がお書きになるものに関し、わたしは「最近読んだ本98」で、今後は硬めの評論または柔らかく軽妙なエッセイのどちらかに焦点を絞るべき、 […]
2021年7月5日 / 最終更新日時 : 2021年7月5日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本450 『歴史なき時代に:私たちが失ったもの 取り戻すもの』、與那覇潤 著、朝日新書、2021年。 「つくづく歴史学というものが嫌になってしまった(pp.5)」とおっしゃる與那覇氏(1979年生まれ)。 お勤めだった大学も退職な […]
2021年7月1日 / 最終更新日時 : 2021年7月1日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本448 『コロナと無責任な人たち』、適菜収 著、祥伝社新書、2021年。 新型コロナ下にあって不適切な言動をした我が国の政治家・評論家諸氏をあげつらう、辛口の人物評でした。 適菜氏(1975年生まれ)はこうした非難を軽妙に記述す […]
2021年6月10日 / 最終更新日時 : 2021年6月10日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本444 『バカに唾をかけろ』、呉智英 著、小学館新書、2021年。 わたしは自分が無知・無学である事実を知っています。 知ってはいるものの、ふだん、それを意識しないで生活。 しかるに、呉氏(1946年生まれ)の評論を読むつど、氏 […]
2020年12月21日 / 最終更新日時 : 2020年12月21日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本392 『事実 vs 本能:目を背けたいファクトにも理由がある』、橘玲著、集英社文庫、2020年。 橘氏(1959年生まれ)は、自然科学および社会科学の各種研究書で得た知識を駆使しつつ現今の社会事象を論評する、というスタイルの執 […]
2020年8月6日 / 最終更新日時 : 2020年8月8日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本358 『愛国心:日本、台湾 我がふたつの祖国への直言』、金美齢著、ワニブックスPLUS新書、2020年。 金氏(1934年生まれ)は、台湾台北市ご出身の女性。 台湾独立をめざし奔走されてきた活動家であるうえ、論客としても高名な […]
2020年6月22日 / 最終更新日時 : 2020年6月22日 Shunsuke_Kanahara コラム 最近読んだ本344 『大和魂のゆくえ』、島田裕巳著、インターナショナル新書、2020年。 オウム真理教に関するご発言で悪評ふんぷんたる島田氏(1953年生まれ)。 わたしは「どのようなものをお書きになるかたなのか」と、興味本位で上掲書を読み […]